1-102 石川県野々市町の銭湯

幹線国道沿いに建つ銭湯。今流行のスーパー銭湯というヤツです。
地元の人なら知る人ぞ知るいわくつきの物件です。

作者:さあ、いよいよ浴場に潜入だ。
助手:ここは一度も利用したことが無かったから、ちょっと楽しみですね。
作者:しかし、夕暮れが迫っていて時間がない。最小限の写真しかないんだ。
助手:くまなく探索する時間が無かったのですね。
作者:そうだ。しかも外部からの目も気になる。フラッシュ撮影は極力避けなければならない。
助手:浴場内でフラッシュ無しは、ちょっとキツイですね。手ブレが・・・
作者:うん、浴場だけじゃなくて他の部屋の写真もブレた写真が多い(涙)。それでは、つづきを!

5.浴場(浴槽など設備)

今となっては平凡ですが、スーパー銭湯が登場した頃は、
普通の銭湯には無かった様々な設備がとても楽しみだった記憶があります。

歩行浴。なんだかプールに入る前の水槽みたいです。

薬湯もなんだか温泉気分で入浴できてよかった記憶があります。

一応本物のヒノキを使った浴槽のようです。

しかし、火災の魔の手はこの浴槽まで伸びていました。
黒く煤けてしまい見る影もありません。

他にもいろいろな浴槽がありましたが、時間が貴重なので割愛。
せっかく撮った写真も手ブレが多く、残念な結果に・・・ orz

作者:ふう、こうして見ると・・・
助手:手ぶれ、目立ちますよね。
作者:そうじゃない(苦笑)。今となって見ては、あまり新しさが感じられない、ということだ。
助手:まあこんものじゃないですか?ここはけっこう昔からあったから・・・
作者:でもなあ、入浴料金が結構高かった記憶が・・・
助手:休憩設備も備えてあるし、クアハウス的な使い方をしていたんじゃないですか?

6.浴場(洗い場など)

洗い場も平凡、平均的な設備です。
一見すると全くダメージが無いように見えるのですが・・・?

やはり火災の傷跡は深かったようです。
床やピンク色の腰掛けには黒い煤がタップリ付着しています。

腰掛けや洗面器が不自然なまでに整然と並んでいます。

煙が大量に流れ込んだせいか、壁までが黒く汚れています。
向こうに見えるのがサウナ室のようですが、省略して先に進みます。

作者:肝心のサウナ周辺の画像がありませんが、時間が無かったために写真を撮る余裕がありませんでした。ご了承ください。
助手:そういえば、ここは男風呂?女風呂?

7.宴会場(ダイニングルーム?)

畳敷きの大広間がありました。残留物は座布団が数枚と割り箸、ポットなど。
おそらく当時はこの部屋で食事がとれたものと思われます。

扇形のステージが併設されていました。モノはあまり残されていません。
カラオケとか、宴会にも使えたようです。

うーん、本来とは違った使い方をしていた方がいたようです。
火事騒ぎがあってから、撤収したようです。

大型の冷蔵庫が残されていました。わずかに残留物があります。

助手:宴会場のあの写真って、もしかしてホームレス?(苦笑)。
作者:もしかしてじゃなくて、確実にそうだ。残留物がそれを物語っている(苦笑)。
助手:やはり、廃業してから棲みついていた人がいたようですね。
作者:けっこう居心地が良かったのじゃないか?毛布だって使い放題だし(笑)。
助手:それがあの火事騒ぎで、追い出された。もしかしたら放火もそのホームレスが犯人だったのでは?
作者:それはないだろう。火を付ければせっかくの寝床が失われるし、まあ失火の可能性もあるけどな。

8.喫茶室

最上階の奥の部屋は喫茶スペースだったようです。
当時の椅子やテーブルが残されていました。
窓が近いので、フラッシュを使わずに撮影するしかありません。

とても小さなカウンター。収容人数は少なかったようです。
水を入れたポットだけが並びます。

吊り下げ式のテレビ。もちろん映りません。

日暮れが近づいてきました。そろそろ帰ります。

助手:ふう。結構長かったですね。
作者:本来ならば、もっと写真が多かったはずだったのになぁ。しかも手ぶれ写真が多いし。
助手:まあ潜入できただけでよしとしましょうよ。
作者:そうだな。この建物も取り壊しの噂があるし、これが最後の写真になるだろうね。

おわり


←メニューに戻る