1-125 野々市町の廃ホテル?

食傷気味のラブホテル物件。「?」があるのは作者の勇み足…

作者:ふう、今年は雪が多かったなぁ。
助手:福井県では記録的大雪になったみたいですね。特急列車が丸一日立ち往生って…。
作者:今年も活動再開・・・ってか、公開再開だな(苦笑)。
助手:毎年遅い再開ですね(苦笑)。山中温泉の廃旅館はどうなったんですか?
作者:んー、やっぱり写真が多いし編集も大変だし、一旦お休みだ。小物件で気分転換だな。
助手:はあ。それじゃ、ドコにしますか?
作者:これだ(と、写真を指差す)。ここは前々から目を付けていた物件だ。8号線沿線でタイトルにもピッタリ(笑)。
助手:(苦笑)。ここは僕も知ってますよ。長い間営業していなかったから。
作者:そうそう。俺も廃墟化を期待していたら(不謹慎)、いきなり解体を始めていたから、例によって作業していない日に探索だ。
助手:もはや恒例ですね(笑)。
作者:営業していたときも、謎の多いホテルだったよなぁ。正面の看板には「ビジネスホテル」って書いてあったけど、部屋数が少なすぎる。
助手:駐車場がいかにもラブホっぽかったですねぇ。WEBのホテル案内も、ビジホとラブホが混在していたし。
作者:まあそれも今回の探索で明らかになるかもよ!?

建物外観(正面)

  
野々市町の国道8号線を走っていたら、
営業を止めたらしいホテルの建物が見えてきました。
正面からは3階建て(一部4階?)の建物に見えます。

正面の塀などがすでに重機によって撤去されていました。
現役時代には見えなかった1階の玄関などが丸見えです。

地元ではラブホテルと認識されていた当物件ですが、
玄関周辺はいたってシンプル。これまでの思い込みに疑問が。

喫茶店のような別のドアと窓。これもラブホにはありえないコーナーですね。
ビジネスホテルからラブホテルにシフトしていったのでしょうか?

1階の一室の壁がまるごと撤去されていました。
この部屋はどんな使われ方をしていたのか?近づいてみましょう。

ドアが取り外され、トイレが丸見えになっていました。
隣は浴室でしょうか?もしかしたら1階の客室だった?

玄関のシンプルさとは裏腹に、空室満室のランプなんかはいかにもラブホ。
さらにいろいろ探索してみたら、新たな発見が?ドキドキしますね。

作者:改めてじっくり見てみたら・・・やっぱり中途半端なイメージだったな。
助手:ラブホらしい派手なネオンサインとかもありませんからね。地味な印象。
作者:中途半端は一番敬遠されると思うけどなぁ。特にビジネス客はこんな雰囲気のホテルは敬遠するだろうし。

建物外観(裏側など)

受付はフロントで。ビジネスホテルでは当たり前ですから
やはりラブホを意識した営業だったのでしょう。

裏側に回ってみました。3階建てに見えた建物は正面だけで、
奥に伸びる客室棟は2階建てでした。客室の窓が並んでいます。

レンガ造りを模した側面の様子です。正面ともにオシャレな外観ですね。
こちら側のみ4階に部屋がある造りになっているようです。

裏側の外観です。地味です。小さな窓が並んでいますが、
部屋数はそれほど多くないです。

ガスや石油タンクが在ったらしい空間は、からっぽでした。
この建物もいよいよホテルとしての役目を終えたということですね。

助手:茶色の壁の外観は、やっぱり地味ですねぇ。
作者:部屋の造りが気になってきたね。ここまで来たら中も見ておかないと。
助手:またまた、無茶しますね(苦笑)。

さらに探索を進めます。

建物外観(駐車場)

駐車場スペースに進みました。ちょっと緊張感が増します。
ラブホにありがちな屋根つきの駐車スペースが並んでいます。

なんと、瓦礫を積み込むトラックが駐車していました。
あれ!?人がいる?と一瞬身構えましたが、
どうやら無人のようなので探索を続行。

客室棟に隣接する駐車場の屋根はおおむね撤去されていました。

ラブホにありがちな「空室あります」の表示。
フロントで受付するラブホは今となっては古いシステム。

駐車場の中にも料金表示。

さっき見た料金とズレがあります(^^;

自動車で来館した客は裏玄関から入場していたようです。
正面入り口は徒歩の客専用?

これもラブホ名物、自動車のナンバー隠し衝立。
しかしこのホテルはワンガレージ・ワンルームではないので
「使用中」は無意味では・・・

駐車場周辺に散乱している遺物をウォッチ。

ラブホ、ビジホに関わらずよく見かける1ドア冷蔵庫。廃棄ですね。
コードの先に付いている赤いものは何でしょう?

何と!組み込み型のファミコン本体でした。
利用客に(おそらく有料で)提供していたみたいです。
これも廃棄なのでしょうか?もったいない・・・。

客室棟に隣接した駐車場の裏には、ドアが並んでいました。
この造りはワンガレージ・ワンルームのシステムに似ていますね。

ドアは、どうやら客室に直結しているようです。
外の案内では、フロントで受付するように書いてありましたが…

和室と洋室、2パターンの部屋があったようです。

予想するに、部屋番号が1階は1xx、2階は2xxと思われます。
さあ、内部探索が楽しみになってきましたが・・・

助手:ふう、けっこう写真が多いですね(汗)。
作者:ホテルの廃墟は、現役時代にはあまり近づかないからね。外観も重要だ。
助手:写真が多くなったので、ページを変えますね。
作者:さあ、次回はいよいよ内部探索だ!楽しみだな!
助手:もう取り壊されるとはいえ、見ず知らずの建物に潜入するのは・・・やっぱり正面のあの部屋から?
作者:それも出来ないわけじゃなかったけど、幹線道路から丸見え。ほかの潜入口を探した。
助手:(写真の残りをチェックして)なるほど。内部もくまなく探索していますねぇ。

次回更新につづく


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