1-14 小松の民家U(破壊度「強」)

今回はいよいよ注目の2軒目です。

作者:さあ、お目当ての廃屋を見るぞ。
助手:やっぱり大通り側の破壊ぶりがすごいですね。川がジャマ・・・
作者:川越しに、写真を撮るぞ。

この壊れ具合!この腐り具合!倒壊寸前!草に埋もれて・・・廃屋の原点ですね。
手前側の壁や窓は完全に消えています。はるか向こうにふすまが見える・・・

作者:むむ・・・小規模の物件ながら、久しぶりに廃屋らしい廃屋に遭遇したな。Katsu、でかしたぞ。
助手:どうもです。まあ、自分だけじゃ、探索する気になれませんから・・・
作者:最近は、潜入してみたら、意外と内部はきれいだった、という物件が多かったからな。今回はなんとしても潜入したい・・・
助手:それじゃ、また玄関に戻りましょう。

こっちの廃屋はすっかり朽ちている。この引き戸もとうてい開きそうもない。

作者:あちゃ・・・これは壊れすぎだよ。ドアも窓もゆがんでいて、びくともしない・・・
助手:さっきの家からなら中で通じていそうですね。やっぱりさっき、潜入すべきだったかな?
作者:さっきの家もなあ・・・通行人が気になるよ。何とかこの家から、中に入りたい・・・
助手:とりあえずは、外観の写真を撮っておきますね。

1件目と2軒目の家の間にある粗大ゴミ?真っ赤に錆びた机が痛々しい。
壁の基材が剥がれていました。この朽ち果て具合はなかなかのもんです。
玄関先まで延ばされたコンセント。まだ電気は通っているのでしょうか?

(二人で黙々と潜入口を探しましたが、あまりウロウロすると不審者だと思われかねない感じだったのでとりあえず中断)
助手:どうやら潜入口はないようですね。
作者:畜生!畜生!これだけの極上物件なのに、またしても負けなのか?
助手:何が負けなんですか・・・仕方ないですよ。壊れた窓から中を見ましょうよ。
作者:うう、お前に慰められるとは。まあもう夕方だし、今回はここまでだな。
助手:「今回は」って、また来るんですか・・・?

台所らしい部屋。流し台らしきものが見えます。明るく映っていますが、実際はとても薄暗いです。
手前の石造りは、もしかしたら、かまど?奥に見える部屋はとっても不気味。暗い、じめじめした家でした。

助手:先輩、ここから部屋の写真が撮れそうです。
作者:おっ、また前回とおなじパターンだな。どれどれ・・・ふーん、この中は比較的きれいだな。
助手:んー、本当だ。でも、奥の部屋は変ですね。外の景色が丸見えですから、大通り側の破壊が激しい部屋が見えているんでしょう。
作者:これでつじつまが合うな。しかし日当たりの悪い家だな。これじゃ逃げ出したくもなるぞ。(逃げ出したんじゃないとは思いますが)

がらんとした部屋が見えました。手前のシールがべたべた貼ってある机がいい。

助手:今回は、写真が多かったですね。
作者:中にさえ入れたら・・・今年最大級の廃屋だったかもしれないのに・・・
助手:でもこんな街中(田舎ですけど)で廃屋が残っているとはすごいですね。
作者:そうだな。この調子だったら、小松の町はけっこういい探索地になるかもしれないなあ。
助手:僕も毎回参加ですね・・・とほほ・・・

おわり

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