正面入り口にもどってみると、マイカーが1台止まっていました。年配の夫婦らしき二人が、山菜取りにやってきたようです。僕がカメラを持っているのを見て、男の人の方が、「白雲楼の写真を撮りに来たのかい?」と話しかけてきました。うなずくと、つづいて、「ここは昔天皇陛下もお泊りに来てね・・・」と説明を始めました。うんうんとうなずいていると、「いいところだから中に入って見てごらん。館内にも入れるみたいだよ」な、なんと!意外な回答。僕の身なりなどから純粋な観光客だと思ったようです。ありがたい。それではさっそく・・・さっきの板塀の穴から敷地内に潜入しました。これは、本館と思われる建物です。正面入り口は完全に板で塞がれ、潜入されそうな一階の窓も板で塞がれています。潜入はむずかしそうです。

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