2002年5月まではこの物件の正式名称、調査内容をすべて公開してきました。しかし、残念ながら廃墟としてより心霊スポットとして有名なこの物件はいつも夏になると肝試し目的の連中で賑わうそうです。夜間に時折聞こえる悲鳴、あちこちで点灯する懐中電灯の光・・・すぐそばに住宅地があるこの地区は住民たちの悩みの種です。以前は「潜入した方、詳細を教えて」などと軽率な表現を掲載していましたが、お詫びして撤回いたします。その心霊ドキュンたちの行動はどんどんエスカレートし、あの有刺鉄線を強行突破して敷地に侵入する猛者も現れ、6月初旬、ついに逮捕者が出たそうです。さらに当ホームページへ付近住民の方から「配慮が足りない」というご指摘を頂きました。神奈川県某所の「ジェイ○ン村」と同じく、項目をすべて削除するか、かなり迷いました。
しかしここは「利用者すべてが情報を共有する世界」インターネットです。廃墟探索のような犯罪スレスレのカテゴリの場合、前記の内容が削除の基準だとすると公開できる物件はほとんど無くなってしまいます。というわけで、一部写真、記事を削除して、公開を継続することに決めました。それでもいわくつきの物件です。この物件をご覧になる皆さんは、以下の決まりを必ず守ってください。このホームページが少しでも関与されると思われる状況で事件が再発した場合は、完全に削除することになりますのでくれぐれも軽率な行動だけは避けてください
敷地の麓には石造りの門がありました。今は板で塞がれています。 |
旅館が建つ岩山の遠景。頂上に見えるのがその旅館のようです。 |
デジカメのズームを利用して撮った最大の近影です。建物そのものはしっかり残っています。 |
岩山の横腹に空いたトンネル。この中にエレベーターがあったそうです。 |
麓の敷地には売店のような建物が朽ちながらも残っていました。 |
岩山の麓は高い塀や盛り土、石垣に囲まれて様子を窺うことはできません。2箇所ある門はいずれもしっかりした物ながら相次ぐ侵入者に悩まされたのか、異常なまでの有刺鉄線や立ち入り禁止の立て看板で異様な雰囲気に包まれています。作者はこの時点で当然探索を断念。心霊ドキュンはこれだけの警戒網がありながら夜間なら見つからないと考えているのか、深夜にここを突破しようとする人が居るようです。昼間の侵入ももちろん犯罪ですが、夜間の肝試しは付近住民の迷惑となります。決して実行しないで下さい。(くどいようですが逮捕者が出ています)