1-28 小松の廃屋(解体中)

作者:よっしゃ、続きを公開するぞ。
助手:本当にココに入ったんですか?今でも信じられないんだけど?
作者:前回の最後に見た場所、あれなら可能と思ったんだ。
助手:でも解体作業の途中だったわけだし・・・。
作者:この時は興奮していて冷静な判断が欠けていたんだ。まだ昼休みは終わらないだろっていう油断もあったんだな。

窓が全開だったこの部屋から潜入を試みます。
じゅうたん敷きでしたが和室のようです。掛け軸がそのままです。

作者:入ったぞ。
助手:おおおお、ついに潜入か・・・。
作者:しかし廃屋の物件はなんだかよそ様の家にズカズカと上がりこんでる感じがするのが複雑だな。
助手:しかも土足で(苦笑)。

物がかなり残っています。しかも散らかっています。解体業者の人がやったにしては不自然です。
窓からは下に落とされた屋根瓦の山が見えます。
神棚もそのまま。これ、どうなっちゃうのでしょう?
とにかく散らかっています。

作者:これで最初の部屋は探索終わり。この後に衝撃の事実が!
助手:おっ、またまた気を持たせますねぇ。
作者:オマエが危惧したとおり、解体業者が昼休みを終えて帰ってきた。
助手:あ〜あ。
作者:うわ、やべっ!と思ってとっさに部屋から出た。このままこの家を離れるのも惜しいから、ここで俺は思い切った行動に出た!
助手:!!??
作者:解体業者の人に話しかけてみた。
助手:ええっ!?それはまた大胆な・・・。
作者:こう切り出してみた。「すみません、たまたま通りかかった者です。中にある○○が見えたのですが、当方でこれを回収してるんです・・・」
助手:すごい内容ですね。向こうも驚いたでしょう?
作者:「・・・このまま廃棄されるのでしたら頂けませんか?」と、もうヤケクソだな。そしたら、「ああ、いいよ」って。
助手:その○○(※注)って本当に欲しかったものですか?
作者:馬鹿野郎、それは本当の目的を隠すためのダミーだよ。まあ欲しいといった手前、本当に持ち帰ったけど(笑)。
助手:それで家の中に堂々と入れたのですか。やりますねぇ。
作者:事実、中にはいろんなモノが残されていたんだ。俺に影響されたのか、業者の人も中に並んでいた書籍数冊のセットを持ち出していたぞ。
助手:まあ結局捨てちゃうんですからね。
作者:こうして少しずつ業者の人と雑談をしながら警戒を解いていったんだ。ここまでくればもう写真を撮っても注意されることも無い。
助手:毎回こんな感じで合法的(?)に探索が出来ればいいんですけどね・・・。

※注:すみません、○○の内容は内緒です。でも写真には写っていますよ。

玄関です。外から見えたバリケードはどこかの部屋から運び出された襖でした。
このドアの奥にあるものとは??

作者:さて、入ろうか、入るまいか?
助手:ココまでくれば、入らない理由なんてないんでしょ?(ニヤニヤ)
作者:そうだな(笑)。でも早くしないと解体作業が再開される。

外から見えていた台所でした。
奥には洗面台がある部屋が見えましたが、台所にある物に行く手を阻まれて進めません。

作者:今回はここまでかな。
助手:ええー、なんと3回連続になりましたか。
作者:とにかく今回も写真も多くなりそうだからここでやめる。実はまだ一階の部屋全部を見ていないんだ。
助手:なるほど、それに二階も加わればまだまだありますね。
作者:それでは、次回更新をお楽しみに!

次回更新につづく


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