公開10周年記念特別企画第4弾!


廃業ラブホテルを追え!in 加賀

〜企画前会議(?)〜

助手:先輩。
作者:ん、なんだ?
助手:10周年企画はいいですけど、これまでの未公開物件がドッサリ(死語)残ってるんですけど・・・。
作者:おお、そうだな。でももう諦めた。今年中に全部公開するのは不可能だろう。だからオマエも特別企画に専念してくれ。
助手:・・・。
作者:来週の土曜日はヒマだから、もし(天気が)晴れていたら石川県内の廃業したラブホテルを一斉捜索してみたい。
助手:そんなの、廃墟化した物件って判断できるんですか?
作者:わからない。でも廃業したホテルのリストは作ってあるぞ。あとはぶっつけ本番だな。
助手:先輩はいつも行き当たりばったりですね・・・。

〜帰ってきて〜

作者:あ〜あ・・・ orz
助手:はあ、その顔は、収穫なしですね?
作者:まったく無しじゃなかったけど、これは、キツイな・・・。ほれ、写真。
助手:(写真を確認)あああ、これは、寒いですね(苦笑)。
作者:まあ、仕方がない。今回の企画はそのレポートです!

1.ホテル ○山(石川県石川郡野々市町)

解体済み。跡地は駐車場として利用か?

2.ホテル サ○ラ片山津(石川県加賀市)

解体済み。跡地は更地となっていて跡地もわからない状態。

3.ホテル マ○ンナ(石川県加賀市)

建物は現存。保存状態は良好のようです。


ホテル マ○ンナは国道8号線の石川県と福井県の県境付近にある物件です。
営業を確認できたのはおよそ2年前なので、廃業してまだ間もない方でしょう。
それでも、出入り口周辺は徐々に雑草に覆われつつありました。

建物の正面です。段々廃墟らしさが出つつあります。

1階、管理人が居たらしい部屋の窓です。
部屋の上には衛星放送用のアンテナが健在でした。

システムはガレージ方式で、客室は2階にあります。
部屋の窓は赤いシェードで覆われていて、さらにシェードが斜めに嵌っているため
見上げても窓の中が見えない造りになっていました。

使用中を示す衝立が残っていました。ホテルの名前が書いてありました。
ガレージの内部にある階段を登って部屋に入ります。
残念ながら全ての部屋が施錠されていたため、内部の探索は不可能でした。

廃墟になって間もないせいか、アクセスがあまり良好でないせいか、
不心得者による荒らしの跡はほぼ皆無でした。
それでも訪問者による落書きの痕跡がわずかに発見できました。

建物の裏側です。ボイラー室らしき小屋がそのまま残っていました。

110号室だけは他の部屋とは独立していました。特別室だったか?
このホテルの立地は森に囲まれているため、真昼でも薄暗いです。

助手:ああ、この物件は前に先輩がボヤいていたところですね?
作者:そうだ。現役のときも定休日(水曜日)があったというふざけたホテルだったよ。
助手:たしかにラブホテルとはいえ、宿泊施設に定休日があるのはやる気のない証拠ですよね・・・。
作者:立地もちょっとね・・・。昼間来ても薄気味悪いし、雰囲気的に盛り上がらないだろうからなぁ。

4.ホテル ○が(石川県加賀市)

建物は解体済み。敷地のみ現存。

このホテルは、石川県加賀市の「ラブホ銀座」ともいえる
ラブホテルが林立した地区にありました。
残念ながら建物は解体されてありませんでしたが、他の更地物件より
辛うじて往時を偲べる敷地が残っていたため、これだけを撮りました。

作者:写真には写っていないけど、この敷地に黒いベンツ(ナンバー付き)が駐車してあったから、これ以上の詮索は無し。
助手:うへぇ。怖いですね・・・。廃業したラブホはヤ○ザが所有しているって俗説はあながち嘘じゃないかも。

5.ホテル ○沢(石川県加賀市)

この物件もホテル○がと同じ地区にありました。
両隣は営業中のラブホがあり、この建物だけひっそりとしていました。
写真の箇所をくぐって駐車場に入ります。

コの字型に建物が並び、1階はガレージになっていました。

2階は客室になっていて、窓には覆いがあって中は見れません。

ガレージ内部に放置してあったベッドのマットレス。

真新しいゴミ袋に衣類らしきものが詰め込んでありました。
ガレージから客室に入る仕組みになっていましたが、
ドアが施錠してあり、残念ながら中の探索は出来ませんでした。

投棄してあった品物の中にホテルの浴衣がありました。

なんと敷地内に民家の門がありました。オーナーの自宅だったのでしょうか?

助手:ふう、やっとこれで2件目ですか。しかもここでも潜入できず・・・。
作者:両隣がまだ営業中だから、探索には細心の注意を払わないと。無理は出来ないよ。

6.ジャパ○スク イン 花(石川県加賀市)

この物件は、あの有名なモ○ル北陸の隣に位置するラブホテルです。
このホテルの入口の左脇にはモ○ル北陸かつての通路が残っています。
しかし、写真のように冬期を除いて草に覆われており、近づくのは困難です。

建物の正面です。廃業したホテルとは思えないほどキレイでした。

入り口の通路です。脇の看板には休業のお知らせが書かれていました。
道路拡張工事に伴う休業扱いになっており、工事が終われば営業を再開するような
ことが書かれていました。このホテルのウェブページも消えずに残っており、今後に注目ですね。

ホテルの建物の周囲には、池があります。森の奥にはクレー射撃場があるようです。
池はかなり深そうで、周囲には近くで遊ばない、釣りをしないなどの警告看板が
あちこちに立っていました。

このホテルとモ○ル北陸がある森には、古墳など遺跡が残されているようで、
8号線の拡張計画があっても、この領域には道路を造ることができないみたいです。
この遺跡のおかげでモ○ル北陸は解体されずに残ったとも言えそうですね。

助手:あれ?ここって営業していませんでしたっけ?
作者:うん、していたけど8号線の拡張工事が始まってからいつの間にか営業を休止したみたいだな。
助手:加賀市側から走ってきたらネオン看板が目立ちましたからねぇ。
作者:そうそう、すぐ隣には廃墟の王様「モ○ル北陸」だ!この地区はまだまだ目が離せないな!
助手:ここのネオン看板、当初はあのホテルチェーン「ア○ホテル」だと思っていました…(苦笑)。
作者:実は俺も(笑)ア○ホテルのキャッチフレーズに似た文字だったから、出来たときにはなぜここに!?って…
助手:現役のころは石川県のラブホテルの中ではなかなか評判が良かったみたいですね。
作者:看板には復活するって書いてあるから、今後どうなるか注目だな。

長くなりそうなので2ページに分けました。次のページ→

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