1-39 雄琴のパチンコ店

助手との九州旅行、帰り道です。九州での収穫が少なくてがっかりしていたんですが…

京都駅にて

作者:ふぁーあ、京都に着いたな。それにしてももうちょっと適当な時間に着かないものかなぁ。
助手:まあまあ。普通列車で夜を明かして移動できるんですから、便利でしょ?「青春18きっぷ」ユーザーには不可欠ですよ。
作者:今回は違う切符だけどな(苦笑)。しかーし、このまま帰ったら金沢着が午前中になりそうだぞ。せっかく関西にいるのに、もったいないな。
助手:そんなこといわれましても。
作者:午前中くらいは関西地区にいても問題ないだろ?寄り道しながら帰りたいな。
助手:はあ。それじゃ、行きたい所を決めてくださいよ。
作者:うーん・・・、よっしゃ。雄琴に行こう。
助手:え?雄琴って、湖西線の?

雄琴駅にて

作者:ここが雄琴か。特急では何回も通過してるけど、実際に降りるのは初めてだな。
助手:先輩も好きですねぇ。僕も誘ってソー○ですか?
作者:んなわけねぇだろ!こんな朝っぱらから!そのお前が言う風俗街に潰れたラブホテルとかがたくさんあるという情報があるんだよ!
助手:やっぱり・・・廃墟ですか・・・。先輩の頭の中は廃墟しかないですかねぇ。
作者:お前、気が向かないんならここで待ってろ。最低でも2時間は欲しい。帰りの電車の時間を見ておいてくれな。
助手:いいっすよ。どうせ、ヒマだから。行きましょうよ。

雄琴風俗街に到着

作者:しかし、早朝の風俗街ってなんか異様な光景だな。洗濯物なんかが干してあったり・・・掃除中だったり・・・
助手:それ以上に浮いた存在なのが僕たちですね。ほら、従業員たちが変な目で見ていますよ。
作者:気にするな。それより、廃墟物件を見落とすなよ。
店員:お兄さんたち、今からでもいいですよ、どうですか?
助手:あ、ああ・・・、結構です・・・。(かなり恥ずかしそう)
作者:相手にするなよ。しかしやりにくいな・・・廃墟も見つからないし、よく観察しようと思っても周りの目が・・・
助手:古ぼけた建物なんかも、結局は現役なんですね。風俗の店って、こんなもんでしょ。客はだいたい夜に来るんだから・・・
作者:見つからないな・・・駅に戻るにも結構時間が掛かるし、そろそろ戻ろうか。残念だけど。
助手:そうですね。

帰り道、国道沿いで

作者:おい、あのパチンコ店、どうよ?(先に見えるパチンコ店を指差す)
助手:潰れてますね、間違いなく。探索ですか?
作者:もちろんだ。時間、まだあるよな?
助手:1時間くらいですかね。それじゃあ、僕は湖岸の売店でジュースでも飲んで休んでいます。
作者:わかった。あとから落ち合おう。
(今回は1ページに15枚の収録となりました。やや表示が重くなりますが、どうかご了承ください)

湖岸の国道沿いに突如現れたパチンコ店。廃業しているのは間違いありません。
いい寂れ具合です。初めてのパチンコ店廃墟に、徐々に期待が高まってゆきます。
この看板塔に、派手な電飾が点灯する日はもうありません。
やたらに広く感じる駐車場跡地には、雑草が生えて荒れ果てていました。
敷地には一応柵もありますが、簡単に通れる脆弱なもの。ドキュンの侵入も多いでしょう。
奥の駐車場は1段高い位置にあり、この歩道を通って店内に向かいます。雨の日は大変。
自転車かと思った乗り物は原付バイクでした。消火器との意味のないコンビネーションが・・・
建物の裏手です。ベランダの向こうに部屋が見えます。潜入できるでしょうか?
ガス基地です。設備がそのまま残されているとしたらちょっと怖いですね。
さらに奥にはプレハブの朽ちた小屋が。見ようと思えば見れましたが、本命が先ですね。
屋根が付いた謎の箱。ガラス張りだったようですが、しっかり割られていました。
駐車場に面した出入り口。ガラス戸が割られています。ここからでも入れそうですが、正面は・・・
やはり正面入り口も壊されていました。強化ガラスなので、粉々です。開放感満点、いよいよ潜入。

作者:どうだ?いい感じだろ。
助手:遠目では見たんだけど・・・こうして見ると、迫力ありますね。
作者:周囲のガードが甘いから、ヤンキーとかドキュンとかの餌食になった。哀れだな。
助手:まあそのおかげで僕たちは中に入れるんですけどね。
作者:さあ、次回はいよいよ店内に潜入だな。
助手:やっぱり、入ったんですか・・・
作者:当たり前だ。ここまでご丁寧に壊されているんだから、労せずして潜入できる。というわけで、次回更新をお楽しみに!

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