1-41 雨晴の廃?マンション

最終回 隔離されたマンション?の巻

作者:さあ、いろいろ話題性の高かったこの物件も今回で最終回だ。
助手:しかも最終回を飾るにはふさわしい急展開が待っているとはねぇ。
作者:そうだな。道路工事から始まって、取り壊しにまで発展するとはなぁ。
助手:年に1回くらいドライブに行くんですよね。山あり海あり、風光明媚なドライブコースですから。
作者:そうそう。そしてこの写真、何年前だったかな…?新しい道路ができていてびっくりしたよ。
助手:大きな道路ができましたね。ここ、交通量の割には道路が狭かったので危ないなあって思っていたんですよ。
作者:それじゃ、その周囲の様子を写真でどうぞ!

左側が新しく出来た道路。右側に見える細い道路が当時の道路です。
おや?旧道は通行止めになったのでしょうか?先に進んでみましょう。
ここまでは特に異常はありません。車の往来はまったく無くなっています。
あれれ?トンネルの直前になって柵が行く手を阻んでいます。
外壁崩落の恐れ!!危険な状態になっているのでしょうか?

作者:外壁崩落の恐れ!!
助手:うわあ、これが原因で新道が出来たのかな?
作者:いや、新道はすでに計画されていただろう。新道が開通したから、あまり旧道を使ってほしくないんだろ。
助手:これってトンネルがやばいんでしょうかね?
作者:俺も最初はそう思ったんだけどねぇ。実際は違うんだよ。
助手:???じゃあ実際に見てみましょうよ。

危険な!?トンネルを無事抜けて、いよいよ問題のマンションが見えてきました。
トンネルの照明は未だ点灯していました。危険な気配は全く無かったのですが…?
マンションの外観です。最後に見たときとそれほど変化は無いように見えます。
マンションの手前にはさらに簡単な柵が設けてありました。
反対側の柵はマンションの手前にありました。これってもしかしたら…?
マンションの近くにいた首輪つきの犬。おとなしい犬でした。

作者:この外壁崩落ってマンションだったんだな。もう現地のお荷物になっているよ…。
助手:うーん、マンションのすぐ前が狭い道路ですからね。外壁が落ちてきて走っている車に直撃ってこともありえますね。
作者:それでマンションの前後区間だけ通行止めにしたんだな。もしかするとこの時点で最後の住民が立ち退いたのかもしれないね。
助手:この犬は先輩が最初に探索したときに遭遇した犬でしょうかね?
作者:最初はそうかなって思ったけど、この犬、顔に傷を負ってたりしてるけど、すごくおとなしかったんだ。多分違うだろう。
助手:あの、ちょっと気になるんですけど、時折写っている男性は何ですか?
作者:やっぱり気づいたか(苦笑)。本当は無人で撮りたかったけど、あの男性、トンネルに向かってゆっくり歩くもんだから、止むおえずそのまま撮った。
助手:あらら(笑)。でも怪しい人じゃなくて良かったですね。
作者:通行人はその男性だけで、自動車は柵があるので全く通らない。マンションだけが孤立した状態だったね。
助手:それで旧道を封鎖してゆくゆくは取り壊しですか。解体の情報があったのも信憑性が高いですね。
作者:まあこの目で見たわけじゃないから確定は出来ないけど、最期の姿をもう一度見たかったなぁ。

おまけ!!

マンションの近くにあった和食料理店が廃墟と化していました。
少しづつ雑草に埋もれようとしています。
廃墟年齢はまだまだ若そうですね。

作者:この料理店は一番最初に廃マンションを探索したときにはまだ営業していたんだぞ。
助手:むむむ、廃マンションが消えて、新たに廃墟が誕生する。皮肉ですね。
作者:この時は廃墟探索が第一目的じゃなかったから時間の都合でこれ以上深入りが出来なかった。残念だったよ。
助手:よく見ると2階の窓の一つが板で塞がれていますね。窓を破られたのかな?
作者:そうかもしれないな。だとしたら先に内部に潜入した人がいるわけだ。それも破壊目的の…。
助手:荒らされてるかもしれませんね。
作者:ぱっと見は潜入できそうなところは無かったんだけどなぁ。
助手:この雨晴の地も、課題が残りましたね。
作者:そうだな(苦笑)。

おわり


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