助手:今回は一気に公開するんですね。
作者:ペースを速めないと100件以上の物件をさばききれんだろ。
助手:とんでもない事実って何なんですか?
作者:それはここじゃ言えんよ。
助手:このままじゃ単なる解体中の建物ですよ。
作者:うるさい!とにかく続きの写真を見てくれよ。
廊下です。辛うじてビジネスホテルの名残が感じられます。 |
国道側の部屋は壁も取り払われて跡形もありませんでした。 |
こんな感じです。何もありません。 |
反対側は一部ドアが残っていました。この部屋は鍵がかかっていて入れませんでした。 |
反対側の部屋もこんな感じで壊されている箇所もありました。やはり何も残っていません。 |
作者:三階も客室らしいものがあまり見つからなかったね。
助手:あまりどころかまったく見つかりませんよ。正直言って、スベッた・・・?
作者:まあまあ焦るな。この奥にちょっとモノが残っている箇所があったんだよ。
助手:へえ。
作者:本来はね、このまま解体されてしまう運命だと思っていたんだよ。それがね・・・。
助手:壊されないんですか?
作者:それじゃ、現実を見てみようか。
天井板も撤去されて配管が剥き出しです。さらに奥に行ってみましょう。 |
この一角はカーテンや壁紙が残っていました。落書きみたいに見えるのは? |
これは間違いなく残すことを前提で書かれた作業内容では!?この建物の運命は? |
いろいろな疑問を残したまま時間切れ。またこの瓦礫を越えて帰らねばなりません・・・。 |
作者:まあ今ではこの真相がわかっているから感動もないんだけどな(苦笑)。
助手:なるほど。「カーテン残す」「クロスはまくる」「モルタル触らず」か・・・。
作者:だから内装材の一部を流用するってことだったんだ。ってことはここは完全に取り壊されないんだ。
助手:確かに意外な結末でしたね。一階があそこまで壊されていたら普通は全滅って思いますからねぇ。
作者:で、現在は老人向けの福祉施設になりました。さっき見たカーテンなどが流用されてるわけです。
助手:一瞬だけ廃墟として存在したんですね・・・。
おわり