1-58 小松市八幡の廃旅館

単独での再探索。現在の廃旅館の様子をお伝えします。

今回は単独での探索でしたが、外観の荒れ具合から既に某宗教団体が使用している可能性はなさそうだったので、
躊躇せずに2階へ進む。まずは前回の探索でビビッて写真を撮り忘れた祭壇のある部屋を目指しました。
とはいえ、正式に撤退したのならば当時の調度品はすでに無くなっていることも考えられます。
(というか真っ当な宗教団体ならば祭具とかを放置して撤退などしないでしょう。災害など緊急時ならば仕方がないですが)

客室など(2009年探索)

2階の共同トイレですね。看板の一部が破損しています。

ここは別のトイレだったと思います。
女子トイレのマークがドアにありますが、なぜか男性の小便器が?

こちらは大便器のあった個室の跡ですね。
仕切りの壁や扉、便器までもが撤去されていました。

3階の廊下です。微妙に荒れています。
突き当たりのリネン室の扉が開いています。

当サイト初公開、祭壇のあった部屋です。祭具が一部残っています。
仕切りの襖を撤去して続きの間を一部屋にして儀式?を行っていたようです。
散乱している布団類は宗教団体が撤退してから持ち込まれたものでしょう。
もしかすると一時期ホームレスが住み着いていたのかもしれません。

散らかっているのは布団類ばかりです。相当数の座布団もあります。
比較的新しいものでしたから旅館時代のものではないでしょう。

部屋の窓です。窓ガラスは全て割られています。
破片が室内に散乱しているので外から投石などで割られたのでしょう。

前回探索で見なかったリネン室という札があった部屋です。
布団部屋のような空間を想像したのですが、ごく普通の和室でした。
他の客室とは間取りが異なっています。一般家庭の部屋のようです。

室内は雨漏りなどから天井、壁が腐りかけていました。
かなり不気味に映るせいで、侵入する人たちがほとんどいないせいか、
この部屋の窓ガラスだけは全て無事でした。





外から見えたとおり、客室の窓ガラスはほぼ全滅状態。
室内に散らばるガラスの破片とかなりの数の石ころ。
訪問者が一斉に破壊活動に興じたようです(苦笑)。

ここからは同じような写真ばかりなので解説は割愛。












再探索を終えて、作者が(勝手に)出した結論

1.八幡温泉に廃旅館は存在する(2009年11月現在)。だが細○旅館かどうかは断定できない(営業当時の手掛りが皆無)。
2.一時期使用していたらしい某宗教団体は既に撤退している。ホームレスが住み着いている(いた)形跡あり。
3.某宗教団体が撤退してからは建物を使う人の往来が無くなった為にアクセス通路や敷地周辺が雑草で埋もれつつある。
4.建物は面白半分に訪れた人たちによって荒らされ(特に窓ガラスの破壊)、一部は朽ちはじめている。
5.噂にあった地下の大浴場に血で書かれたお経などは存在しない(そもそも大浴場は地下ではなく建物1階にある)。
6.幽霊は存在しない(笑)。


作者:ここも富山の坪野鉱泉みたいに荒れ果てていくのかな・・・。
助手:あそこはスゴイですねぇ。荒らされすぎて、もはや抜け殻状態ですから。
作者:でもここは周囲に人家などがあるから、あまり馬鹿騒ぎするとマジで通報されるな。
助手:ていうか、通報されて警察から油をしぼられたほうがいいですね。
作者:耳が痛いなぁ(苦笑)。
助手:先輩も程々にしておいたほうがいいですよ、本当に。鉄道ファンも風当たりが強いんですから(苦笑)。

おわり


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