1-60 小松市某所の廃屋その2

今回も廃屋にっぽん周遊の原点ともいえる廃屋物件です。

作者:ここもダイゾウさんが教えてくれた物件で合同で探索が成功したんだ。
助手:また廃屋ですかぁ?カンベンしてくださいよ…
作者:やっぱり廃屋ってウケが悪いのかなぁ?でも最近の廃墟サイトでは民家の廃墟がぼちぼち公開されてきてるぞ。
助手:廃墟マニアたちの間もネタ切れ気味になってるだけじゃ…
作者:バカなことを言うな。前回の廃屋物件だって公開直後、絶賛の嵐だったんだぞ。
助手:ウソでしょ?先輩、目が泳いでいますよ。
作者:・・・。
助手:まあ今回も僕のコメント無しって方向で。
作者:わかった・・・。今回も俺が解説するよ。

なんと今回も助手のコメントは無し。元々は小松市内の地名を明記していましたが、現在の安否が不明なため、伏せました。
ダイゾウさんの北陸廃物紀行では過去に公開されていましたが、現在は公開を中止しているようです。
今回も写真が30枚以上となってしまいました。ナローバンドでご覧の方は少々苦しいかもしれません。

建物外観

  
さらに小松市内の山沿いの幹線道路を走っていたら、
またまた草に埋もれつつある朽ちかけの家が見えました。

あちこちから草が家の中に侵入しています。
窓ガラスがなくなっています。間違いなくここも廃屋でしょう。

家の裏手はさらに大量の草に埋もれつつありました。

幅のある窓枠にアイロンが放置されていました。
窓ガラスらしいガラスの破片が散乱しています。

ザルに折り畳み傘に消火器、生活臭が残っています。

ガス湯沸かし器があります。前回の廃屋に似ていますね。

窓枠ごと地面に落下して窓ガラスが割れていました。
ここも窓ガラスが人為的に割られたのか、自然崩壊なのかはわかりません。

この物件もあちこちが破壊されているため、潜入自体は難しくありませんが、近隣住人の目はやはり気になります。
すぐ隣にも家が建っているのですが、ここには住人が住んでいますので・・・。
一人だったら探索を諦めていたでしょうが、ここは二人で行動している利点を生かして、素早く、静かに潜入です。
この物件もなかなか濃いモノがありました・・・

家の内部(居間?と子供部屋?)

何とか内部に潜入。物が散乱しています。
残された調度品や部屋の内装からみると、居間として使われていた部屋のようです。

レース生地の暖簾の向こうは玄関です。
押入れにはいろいろなモノがたくさん残されていました。

押入れの上にある戸袋にもたくさんの品物が。
柱にある状差しには年賀状などの郵便物がそのままに。
宛名からここに住んでいた人の名前がわかりました。

戸袋に残されていたモノの中にダイナマイトが入っていた木箱が!!
中身を見る勇気は当然起きませんでした・・・
玄関から見て右前に位置する部屋の内部です。
床がかなり傷んでいてブヨブヨだったため、中には入らず、
内部と外部からカメラを向けて撮影しました。

出入り口の戸に掛けられていたカーテンがやけに派手に映っています。
床はほこりまみれです。

電燈はこの部屋には似合わない洋風のデザイン。
壁には自動車やバイクのポスター。息子さんの部屋だったようです。

こちらの壁には外国人バンドのポスターがありました。

ここの内部もすごかったです。中途半端に残された品物、やはり夜逃げ物件でしょうか?
ダイナマイトの入っていた箱を発見したり、なかなかインパクトが強かったです。
ダイゾウさんもここまで濃い物件だとは思っていなかったようです。2件連続の大当たりぶりにテンションがあがります。
さらに探索を進めます。

家の内部(寝室?と台所、他)

さらに奥の部屋へ移動。畳や木材が散乱していて足の踏み場がありません。

かなり年代モノのタンスがありました。
確か桐で出来たタンスです。とても長持ちします。

部屋の隅っこばかり撮っているのは、床にある膨大な廃棄物?のせいです。
玄関でもないのに、靴箱らしき家具がありました。

廊下に出てみましたが、ここにもモノが溢れ、幅も狭いので進むのにも一苦労です。

廊下には大きな窓があるのですが、草に覆われているため、
中は真昼なのに薄暗いです。
こんな感じで草が窓から家の中に侵入しています。

畳や木材のほかには窓枠がたくさん放り込まれていました。
資材置き場として使っていたというより、廃棄されたモノのようです。
もうグチャグチャです。

廊下の突き当たりにも収納の扉が。
もううんざりで開ける気になりませんでした・・・

行く手を阻む。

先に進みましょう。

ガス湯沸かし器のあった部屋です。流し台もあります。

食器棚です。かすかに荒らされた跡が。

外観の写真を撮ったときの窓際です。凄まじい光景ですね。
隣に見える家には住人がいます。見つかると大変なことに・・・

ガスレンジと炊飯器がそのまま残されていました。
炊飯器なんてかなりの年代モノです。

ここにも炊飯器が?いや、これは保温釜ですね。
私が子供の頃も炊飯器で炊いたご飯を保温釜に移していました。

先の物件にあった電気式(石油式?)の七輪がここにもありました。
当時の家庭で流行っていたのでしょうか?
かなり昔の少年サンデー。表紙の絵に注目。首が取れています。

最後に発見したトイレ。
大便器と小便器が別々に設置されています。
一般家庭ではちょっと贅沢な造りですね。

2件連発の廃屋物件、いかがでしたか?
予想以上の内容に私もダイゾウさんも大興奮の連続でした。
全国にはこうした廃屋がかなり存在しているものと思われます。こうした廃屋を見て歩くのも楽しいかもしれません。
ただし、内部の潜入はいろいろなリスクを伴います。実行は自己責任で、迷惑の無い様に・・・

おわり


←メニューに戻る