1-61 尾小屋の喫茶店

作者:さて、今回はリクが入ったからそれに応えて公開するぞ。
助手:おおっ、これは尾小屋地区を徹底的に探索した時に見つけた1件ですね。
作者:そうだ。これには付帯設備として廃バスのオマケもあったんだな。
助手:でも、尾小屋廃墟群の中では、一番ショボイ物件だったような気がしますね。
作者:またそうやって結論を先に言う・・・orz まあたしかに。むしろオマケの廃バスのほうが見て味わえたからな。
助手:でもリクエストが入ったということは、それなりに期待されているんですね。
作者:その期待に応えられるのか?もしハズレだった!と思ってもクレームなどは入れないでくださいね。それでは写真を!

坂を上ってゆくと、小洒落た家が見えてきました。
ガラス戸の文字から、ここは喫茶店だったようです。ガラスが割られていますが、内側からシャッターが下りています。

作者:まずは外観を。
助手:この時点で、小規模物件ってことは分かりきっていたんですね?
作者:(苦笑)もちろんそうだ。この物件は北陸廃物紀行のダイゾウさんに教えてもらった場所だから、ある程度のデータは聞いていたよ。
助手:1枚目の写真の右端に、ちょっとだけ廃バスが写っていますね。

店内です。椅子はありますが、テーブルの類は見当たりません。
カウンターがありました。放置された招き猫は、廃墟マニアを招き寄せていた!?しかも、準備中!!
カウンター席だけの店だったのでしょうか?

作者:潜入した。店内の写真だ。
助手:準備中ですか・・・。準備が済んで営業が始まるのはいつの日になるやら・・・。
作者:建物自体はまだキレイだったけど、ここをもう一度喫茶店にする人はいないだろうなぁ。
助手:当時は地元の人が集う唯一の場所だったのかもしれませんね。観光客向けとは思えないし。
作者:でも廃バスの用途を考えてみたら結構観光客を狙っていたのかもしれないな。

正面出入り口はここでした。無機質なシャッターに安っぽいカーテン・・・。
ガラスが欠けてて読めなかった店名がここで判明。隣の箱は石川県の地酒。

作者:UCCの看板か・・・。
助手:え?どうしましたか?変わったところがあるんですか?
作者:いやね、廃墟マニアの間で有名な岐阜県の喫茶店の廃墟があってな、大きなUCCの看板があることから通称「岐阜のUCC」って呼ばれてるんだ。
助手:なるほど。それならココは石川のUCCですね。
作者:本家に比べてずいぶん貧弱だな(苦笑)。

この物件唯一の見どころ、即席の舞台(ステージ)!製作者のセンスがあふれています。
カウンターの内部。メニューが書かれたスタンド以外は見どころはありません。
隣にはカーテンで仕切られた小部屋があります。見てみましょう。
流し台がありました。カウンター内部と離れていますが使い勝手に問題は無かったのでしょうか?
奥には畳敷きの和室がありました。狭い部屋です。客専用だったのか、従業員用だったかは不明。

作者:唯一の救いは、あのステージだろうか(笑)。
助手:ちょ、、、(笑)これは!!!(笑)ココでカラオケ大会でも開いてたのかな?
作者:見逃せないのは左に立て掛けてあるやたらと柄の長いハエ叩き(笑)。
助手:それじゃ、ハエ叩き大会!?(笑)。
作者:最後の部屋もヒドイね。どちらにしても窓に鉄格子とは・・・。一見刑務所の独房にも見える。
助手:今回はこれで読みきりですね。
作者:尾小屋シリーズはまだまだ続きますし、今後もご期待ください!

おわり


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