1-62 石川県小松市尾小屋の廃墟

廃屋のネタが続きますが、これぞ廃屋にっぽん周遊の真骨頂!?

作者:廃屋系が続いて申し訳ないが、これを公開することにした。
助手:鉄道趣味的には有名な場所なんですけどね。
作者:うむ。尾小屋鉄道はオールドタイマー派の鉄道ファンには根強い支持があるみたいだな。
助手:個人的には、金名線に続いて復活してほしい路線なんですよ。
作者:はあ。しかし今回はあえて鉄道ネタを除いて紹介するぞ。
助手:まあ、やむおえないですね。鉄道ネタならばもっと詳細を記した専門サイトがちゃんとありますからね。
作者:今回はオマエとの探索かと思いきや、例によってダイゾウさんとの合同探索。石川県内の廃屋を集中して探索していたから。
助手:鉄道ネタ的には、終点の尾小屋周辺はもちろん、途中の廃線跡も重要なんですよ。先輩、見てないでしょ?
作者:・・・。それじゃ本題に入ろうか。

元々は金山として採掘をはじめ、後に銅山として発展し、昭和46年に閉山した尾小屋鉱山。
鉱山資源以外に発展の望めなかった集落には、いつしか家を捨てて移住した住民もいたようです。
今では元鉱山としてのわずかな観光資源と林業で細々と続いている尾小屋集落。完全な廃村ではないので深入りはしませんでした。

倒壊した廃屋

  
倒壊してもそのまま放置された建物がありました。

建物のガレキと調度品がミックスされたまま放置されていました。

残骸からタイルの浴槽を発見。ここが浴室だったようです。

今回のメイン、廃屋の外観

空き家らしい建物は数件見つかりましたが、
完全に廃墟化した家はここだけだったと思います。
現役の人家とも少し離れており、夜に来るとかなり不気味に映るでしょう。

辛うじて2階建ての家としての体裁を保っている感じです。
先に探索した2件の廃屋よりさらに朽ち果てています。

一部倒壊しています。

作者:どうよ?
助手:うわあ、ですから廃屋系はもうカンベンしてくださいよ…。
作者:やっぱりか。ここは外観だけでも十分迫力があったけど、わずかな隙間から、潜入も出来た。
助手:ええ!?こんな家に入ったんですか?先輩もよほどの変わりも・・・
作者:ふふ、そんな言われ方にはもう慣れたよ。それじゃ、内部へGO!

廃屋内部(一階)

いきなり懐かしい1ドア型冷蔵庫が出迎えてくれました。

暖房器具もそのまま。

変わった形の小便器。奥は個室。赤いビニールのスリッパが派手に見えます。

台所の流し台らしきモノ。ガレキが降り積もってエライことに。

鍋やヤカンがそのまま残っていました。

茶の間らしい部屋。意外と片付いています。

黒電話、旧型の扇風機など、レトログッズが勢ぞろい。

真っ暗なので、すべてフラッシュONで撮影しています。

障子紙は消えているものの、木枠はそのまま残っています。

この廃屋も残留物がかなり見つかりました。このタンスは・・・

衣類がそのまま残されていました。埃やカビでかなり汚れています。

部屋を照らす電燈が電球。消費電力の割には暗いです。

天井の梁はまだしっかりしているように見えました。

壁が崩れて、外が見えている箇所がありました。

引き出しを開けてみる勇気はありません。

即席の吊り棚に載せられた品物もそのまま。

古めかしい時計は10時20分?で止まっていました。

廃屋内部(2階)

写真は忘れましたが、階段を上って2階へ。
日本の古民家らしい、天井の低い部屋がありました。

衣類や寝具が残されています。
掛け布団の上には、小動物の死骸がありました。

壁紙も無い粗末な部屋です。
当時の衣服がそのまま掛けられているのが生々しいです。

窓ガラスは自然崩壊か、人為的か、すべて割られていました。
内側の障子も紙は消え失せ、木枠もかなり壊れています。

外側から割られたようですね。

襖の張り紙がはがれて、下の新聞紙が露出していました。

荷物入れらしき空間には、未だたくさんの品物が残されていました。

てんこ盛りです。

別の部屋。窓ガラスの代わりに透明なビニールシートが?

膨大な数です。

そろそろ撤収しましょう。

作者:なかなか濃い物件だったな。
助手:もうノーコメントで…(ため息)。
作者:廃屋は日本中に点在してるから、他の廃墟サイトならばまだまだ紹介できるだろうね。でも、ウケとか考えると、難しいかな?

おわり


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