4-5 旭川の廃市場(追加版)

Special Thanks !

この廃墟物件は、読者成瀬健太様から頂戴しました。ありがとうございました。
本文の解説は、成瀬健太様から頂いたメッセージから引用しています。
著作権フリーとなっていますが、写真の複製、再配布は、提供元の成瀬健太様、または作者までかならずご連絡ください。
また、この物件に関する質問には作者、提供元ともお答えできません。ご了承ください。

作者:さあ今回は成瀬健太様からの投稿、貴重な北海道の物件でなんと続編が!
助手:うーん、悪い予感が当たりましたね。雪の重さはバカにできませんからね。
作者:我々の地元も雪が多いけど、今年は特にすごかったな。まあ1月だけだったけど。だから嫌な予感はしていたけど・・・
助手:富山のSLホテルといい、最近は嫌な予感ばかり当たりますね。壊されるのが廃屋の宿命というのを痛感させられます。
作者:今回は3枚1組の写真をそのまま公開します。成瀬さんからの案内と一緒にごらんください。

昨年12月頃、廃墟寸前の北星市場を紹介しましたが、今年の2月、屋根に積もった
雪の重みに耐えることが出来ず、崩壊してしまいました。

 1枚目の写真、見ると途中で無くなっているのがわかります。前回と比べて見てください。

 2枚目は市場右側から撮影しました。真中部分が完全に無くなっています。

 3枚目、抜け落ちた屋根に登り、市場正面部分の2階を撮影しました。皮肉にも、
屋根が抜け落ちたお陰で2階の壁の色や天井が判明するなんて・・・。

助手:ありゃ!一目で崩壊箇所がわかりますね。ぺしゃんこだ・・・
作者:これは無残だな。やっぱり雪の重さは怖いな。普通の家をも潰す威力を持っているからな。

4枚目の写真、中が丸見えになった建物を撮影しました。因みにここは、嘗てかまぼこ店でした。(手元の資料より)
足場は雪と崩れた木材や屋根が散乱し、足場は非常に不安定でした。

5枚目の写真、4枚目の写真撮影が行われた場所の後ろです。原型はとどめていません。

6枚目の写真、市場正面部分(旧化粧品店2階部分)に辛うじて残った美容室跡(?)の天井です。
上には雪が重々しく積もっていました・・・。雪よ、お前は何故建物を破壊する・・・。
(ここは市場正面部分から見ることができます)

作者:なんか建物の解体現場みたいな風景だ。弱っていた箇所から真っ二つ、という具合で潰れているのがわかる。
助手:雪は美しいもの。同時に恐ろしい魔物のような存在・・・。

7枚目の写真、崩れた市場を廻り、トイレ内部を撮影しました。
幸い撮影できる程度の隙間があったので、撮影しました。

8枚目の写真、旧そば屋の煙突です。今にも落ちそうだ・・・。

9枚目の写真、1990年撮影時の北星市場です。
この頃は、そば屋、食堂、化粧品屋、古道具屋が軒を連ねていました。

作者:9枚目の写真、もちろんこれは成瀬さんが真面目な目的で送ってきてくれたもの。ところがこの写真で助手から意見が。↓
助手:これはVOW物件ですよ。右にある道路標識、「わたれない」って・・・(爆笑)正しくは「わたるな」または横断禁止。
作者:まあ、「わたれない」じゃ可能か不可能かの世界だからな(苦笑)。それにしてもこの市場の行く末が気になる。このまま解体か?それともこのまま残されていくのか?正直言って存続はできないと思うけど、こうして情緒のある廃屋が消えていくのはやはり寂しいです。成瀬さん、最後を見届けてあげてください。

おわり

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