作者:よし、この物件も完結するぞ。
助手:先に完結したほうの病院廃墟がすでに取り壊されているそうですね。
作者:ああ。でもなあ、片方の建物だけ解体するっていうのも、不自然だよな。
助手:廃墟サイトではこちらの物件のほうが有名みたいですね。
作者:うむ。○愛クリニックはもう無くなったし、こちらの病院には現役のときに不祥事があったみたいだからな。
助手:ほう。それで運営できなくなって廃院ってとこでしょうかね?
作者:おそらくね。それじゃ、いよいよ内部に潜入します!
正面玄関は御開帳でした。侵入者の出入りが激しいせいか、荒れ具合がひどい。 |
僕が別の廃墟サイトで見た玄関先は、カーテンが半開きだったのですが、 僕が来たときは、無残に引き裂かれ、台車の中に詰め込まれていました。 |
待合所が在ったらしい場所。受付の窓口があります。 ソファなど、調度品は見つかりません。撤去されたか、移動されたか? |
窓口近くの壁には、無事故を認定するステッカーが誇らしげ?に貼られていました。 平成2年で止まっています。廃墟年齢はこれ以後でしょうか? |
右側に位置する大部屋。調度品が集められていました。 |
左側に見えるタイルに囲まれた部分は何のために?用途不明の部屋です。 |
○愛クリニックにもあった病院のスローガンのような看板がここでも発見。 まったく違う名前の病院ですが、お互いに提携していたのでしょうか? |
作者:「すべては、患者さんのために」、か・・・。これで不祥事を起こしてるんだからな。最近の不祥事続きを連想するな。
助手:どんな不祥事を起こしたんですか?
作者:なんでも、医療に使う消耗品を国に水増し請求していたり、オプション料金と称して、入院患者から正規料金以外の金を請求していたり・・・。
助手:そりゃヒドイですね・・・。廃墟になるのもそれなりに理由があるんだなぁ。
作者:そうそう。医療事故とか、患者が自殺したとか、殺人事件があったとかは後に脚色された場合がほとんどだ。本当の理由は今みたいにつまらないことなんだよ。
玄関から真正面に見える部屋。エアコンが備わっています。 院長が居た部屋だったのかもしれません。 |
窓から廃車が放置してあった敷地が見えました。 |
受付からつながる狭い部屋。診察室として使われていたみたいです。 |
窓際に流し台があるのは○愛クリニックにあった部屋と似ています。 両側の壁にある小窓が特徴的です。 |
この部屋にも例の看板が貼ってありました。左右に並ぶ部屋につながる小窓。 |
ここは厨房。あまり大きな病院ではありませんが、 食事を提供できるほどの入院生活に対応した病院だったことがわかります。 |
作者:これはまだまだ序の口だ。中へ進むとさらにインパクトが・・・
助手:僕はもうこれでお腹いっぱいですよ・・・(苦笑)。
左側に奥へ続く廊下がありました。昼間なのに薄暗いです。 こちらにも受付の小さな窓口がありました。順に部屋を見てゆきます。 |
いきなり狭い部屋。物置ぐらいにしか使えませんね。 |
DQNが狂喜乱舞する薬品庫。残念ながら?内部は空っぽ。 |
窓ガラスが割れているものの比較的状態の良かった部屋。 狭くて右側には作り付けの棚がありました。 |
廊下をさらに奥に進みます。 突き当たりの窓から吹き抜ける風でカーテンが大きくなびき、その音にビックリします。 |
途中で入った狭い部屋。畳が敷いてあったようです。職員の休憩室? |
家電量販店の駐車場に面した側は窓ガラスの破壊度がすごいです。 ここはタイルで囲われた部屋。変な機械が付いた金属製の浴槽。 重度な障害を負った患者が入浴するための浴室だったようです。 |
うって変わって家庭で見かけるありふれた浴槽。 一般の患者や職員が入浴していた浴室のようでした。 |
いよいよ突き当たり右に見える部屋へ。 周辺のガラス窓や戸はすべて割られ、床の破片の数が多くなってきました。 |
これはヒドイ。突き当たりの窓は破壊されてぽっかりと穴が開いたように。 |
奥の部屋はガラスで囲われた開放的で明るい造りなっていました。 しかし侵入者たちによりガラスはほとんど割られています。 |
ベンチシートが残されていたので、待合室みたいな雰囲気ですが、 出入り口から一番離れた位置にあり、これは不自然です。 |
助手:荒れていますね・・・(苦笑)。
作者:廃墟の中でも病院はDQN達にとって最高のスポットだからな。
助手:その一つが薬品荒らしですね?
作者:そう。病院でしか入手できない薬をゲットするためだ。DQNは違法薬物に関しては異常に知識が豊富だからな(苦笑)。
助手:ご丁寧に、ドアに「クスリ」って落書きがありますね。
作者:頭の不自由なDQNは「薬品」という字も読めないのかもしれないな(笑)。