片山津のホテル、内部潜入編

さて、いよいよ内部へ潜入です。いつものとおり入り口を探します。

建物の中心になるところ。右側の入り口がフロントのようでした。左側にも扉があってこちらの詳細は不明。
売店のようなスペースに見えましたがドアが開かず残念。唯一ガラスが割れていたのもここでした。

作者:ここはまた特徴のあるホテルだなあ。
助手:フロントがあるのに、外から入れるんですね。
作者:ラブホテルによくあるプライバシー保護というやつか?部屋ごとに扉が並んでるのはすごいな。
助手:これなら館内で客同士が顔を合わすことは絶対にないですね。
作者:しかしこれが厄介だ。二重扉になっていて外側の扉がびくともしない・・・
助手:これじゃあ、潜入できませんよ。
作者:やっぱり客室への潜入は無理なのかなあ。フロントに戻ろうか・・・
助手:あっ先輩、こっちにも客室の入り口がありますよ。(建物の左側を指差す)
作者:でかしたぞKatsu.。こっちは扉が一つだけみたいだ。

客室へはこんなふうに建物の外から直接入れる。入り口はあちこちに点在していて
さがすのに一苦労しそうです。今回潜入口に選んだのは一番端の客室です。

作者:ドアは開くかな?
助手:どうでしょう?(ガチャガチャ)開きますね。先輩、入れそうですよ。
作者:よし、潜入するぞ。俺が先に入るから、Katsuは後に続いて入るんだ。
助手:ついに潜入ですか・・・ドキドキするなあ。
(ガチャ、バタン)
作者:おいKatsu、そこにあるスリッパをドアに挟んでおけ。
助手:え?これは?
作者:誰かがここから入ってきたらドアが閉まる音で分かるだろ?あと不意にロックされないための用心だ。安全には万全を期さなくちゃだめだぞ。
助手:なるほど〜。さすが廃屋探索ベテランの先輩ですね。
作者:うう、あまり嬉しくない誉め言葉・・・ええい、先に進むぞ!
助手:いきなり2階への階段ですね。
作者:1階に窓が一つもないのはこのためか・・・客室はみんな2階にあるみたいだな。
助手:すぐに客室のようですよ。あっ!
作者:うひゃあ、これはすごいな!

最初に入った客室内。意外にも調度品がほとんどそのままで残っていました。手押し台車が意味不明。
部屋の中央に置かれたダブルベッドはマットがめくれあがっていた他は特に破壊箇所はありませんでした。
ソファー、ヒーター、ロールスクリーン、冷蔵庫、換気扇など、高価な調度品がそのまま残っていました。
じゅうたん敷きの床が汚れていたのを除けば、下手な現役の部屋より住み良さそうなくらいの部屋でした。

助手:豪華な部屋がそのまんま、という感じですね。調度品がもったいないっすねー。
作者:俺の部屋より豊かかも・・・これだけの設備の部屋が廃屋になっているなら、ホームレスが喜んで住みつきそうだな。
助手:でもやっぱりラブホテル。センスは悪いですね〜。
作者:ここは和風を意識した洋室なのか?だからどっちやねん!ってなわけだな。

ガラス張りの浴室がありました。侵入者が今までいなかったのか、奇跡的にガラスはそのまま。
なるほど、和風というわけで御簾が掛かっています。おや、奥の扉は何でしょう?

作者:ここはこれくらいでいいか。でも、こんな感じで一つ一つの部屋をのぞくのは大変だな。
助手:他の部屋は、扉が開かないかもしれませんし・・・これで終了ですかね?
作者:こんなに広い建物なのに、たった一部屋とは納得できないなあ(あらためて部屋中を見渡す)おっ?
助手:何ですか?
作者:奥にあるドアは何だ?この客室は2間あるのかな?
助手:だとしたらずいぶん贅沢ですね。行ってみましょうか。
作者:よっしゃ、(ギギイ・・・バタン)・・・おいKatsu!これはすごいかもしれないぞ!

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