1-15 金沢の郵便局

今回も失敗談から…最近、本当についてません…

作者:休日は、やっぱり廃屋探索だな!今日は松任(石川県松任市)に行くぞ!
助手:はあ…(どう見ても乗り気ではない)
作者:今回はビルだ。幹線道路沿いにあるごく普通のビルながら、窓ガラスがすごいぞ。あれは絶対廃屋だな。
助手:えー、確認は取れてないんですか?
作者:実はな、俺もめったに通らない道路なんだ(苦笑)。しかしここ何年も放置されているから、いい具合に熟しているぞ、たぶん。
助手:道路沿いなら、すごく目立つんじゃないですか?
作者:なに弱気になってるんだ、レジャー施設のときなんか、思いっきり周囲を歩き回っただろ?あの時もかなり挙動不審だったと思うぞ。
助手:はあ…、まあ、一度実物を見てみないと。ビルなんかは、ヤンキーのたまり場なんでしょうね。
作者:うん、ガラスが割れているところなんか、まさにそうだな。今は昼間だから、心配はなかろう。

(問題の道路にさしかかりました)

作者:さて、このへんだったな…あれ?姿が見えないぞ。いつもならこの辺から見えてくるのに。
助手:まだ先なんじゃないですか?
作者:そうだな…とりあえず、目の前まで行こう。

(現地到着、異変に気づく)

作者:!!!!!(ショックで声すら出ない)
助手:あらら、何もないですね。
作者:やられたよ…どうやら本当に廃屋だったようだ…
助手:どんなビルだったんですか?
作者:こげ茶の壁で…窓ガラスがバリバリで…5階建てくらいの…賃貸ビル…だったのかな…(涙)
助手:今回はこれで終了?
作者:そうだな。とりあえず、俺の家まで戻るぞ。

なんとまたしても探索失敗!すでに取り壊された後だったのです。

作者:(帰り道)うー、このまま引き下がるのは…くやしい…
助手:先輩、ずいぶんヘコんでいますね。
作者:…そんじゃ、この建物でも撮っておくか。前からある物件だ。
助手:へえ、郵便局ですか。郵便局の廃墟なんて珍しいですね。
作者:本当は公開するほどのもんじゃないけど、懐古物件の一つとして、コレクションに加えよう。
助手:写真撮りますね。

正面から見る、道路に面したところ。窓ガラスの破損はないけど、実際見たらかなり古ぼけた建物ですよ。
側面はこれ。窓ガラスの1枚だけが板で塞がれていました。やっぱり誰かがガラスを割るんでしょうか?

作者:不心得者の破壊活動があまりないから、朽ち方がゆっくりだ。現役かな?と思う人もいるかもな。
助手:窓ガラスがくもりガラスなのが残念ですね。
作者:中に入りたいけれど、扉が開かないし、道路の往来も激しい。ちょっと目立つな。
助手:それじゃ、引き続き外観を…

木枠の古めかしい扉がレトロ。鍵が掛かっていて断念。 ポストのみ現役で稼動中。それなら、郵便局員はここに来るんですね。

作者:赤いポストがやけに目立つな。後ろの建物がとっても地味だからな…
助手:あれ?「安原郵便局」…名前隠さなくてもいいんですか?(これは編集中に指摘されました。助手、するどい)
作者:あ、そっか。でも、ここは誰も行きたいとは思わないんじゃないか?このままにしておきたいな。
(公開して問題がある場合や、付近住民の方で掲載を止めてほしい場合、すぐにご連絡ください)

後方のアングルから撮ってみました。草に埋もれそうですが、真夏でもここまでです。埋まりません。
草の間から建物の背面を狙い撮りしました。遠目の写真になってしまった…
上の透明な窓ガラスから、ボロボロになったレースのカーテンが見えます。唯一廃墟らしいところ?

助手:中は、どんな感じでしょうか?想像するしかないですけど。
作者:側面の窓から、かすかに見える様子では、ほこりっぽい窓口がそのままになっていたな。
助手:側面の窓には、レース地のカーテンが残っていましたね。ボロボロでしたけど…
作者:正面の窓には、ぼんやりと青いカーテンが見えるんだ。こっちも無事じゃないだろうな。自然な朽ち方が、いい感じだな。
助手:まだ残されるんなら、今後の行方を見守りたいですね。

おわり

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