ずいぶんと建物の奥まで進んできました。いよいよ通路も終わり、という時に左側に見えた部屋をのぞくと、なんと洋間でした。当時の白雲楼ホテルの資料を調べてみても、洋室の客室は極少数でしたので、ここがその数少ない客室でしょう。部屋はかなり広く、ベッドがやや安っぽい感じですが、大きな窓から差し込む光は充分で、とても明るかったです。ベッドが乱れていなければ、まだまだ現役のホテルのようです。肝試し目的の連中も、ここまでは辿りつけなかったのでしょうか(笑)。
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