〜編集作業中の会話〜
助手:さあさあ、ドンドン公開しましょ。早く次の物件の写真を選んでくださいよ。
作者:えーと、次は、ん?金沢市のマンション?ああ、これか・・・。
助手:一人で納得してないで、写真を見せてくださいよ。
作者:すまん、写真が見つからない orz
助手:ええっ!どうするんですか!この物件だけ欠番になってしまいますよ。
作者:それはまずいなあ。これまで予告しておいて中止した前例は無いし。うーん、どうしよう・・・。
助手:この物件って、どんな廃墟だったんですか?
作者:ここは例によってダイゾウさんとの合同探索で案内してもらった物件だ。空きマンションで買い手が無くてまもなく解体されるのを、直前に探索できたんだ。
助手:よかったじゃないですか。それを失くしたのはショックでしょうね。
作者:うーん、でも中を見れたのは一部屋だけ。それも残留物はホームレスが残していった食べかすだけという物件だった。
助手:うお、ホームレスの棲家ですか。強烈でしたね。
作者:しょうがない、本来没ネタとして特別企画で温存していたあの物件を公開しよう。
(ここからは、調査中のレポートと、編集時の会話が混在しています。ご了承下さい)
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小松市内をドライブしていたら、窓ガラスが消え失せた建物を見かけました。 |
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小さなプレハブの建物でした。一応探索モードへ。 |
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周囲はゴミが散乱、窓ガラスは割れて破片すら残っていません。 ブラインドの残骸と雑草がいい具合に絡みついていました。 |
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入り口の戸のガラスも無残に割れて消失していました。 ウェルカム状態だったので内部探索を決意。 |
助手:ぎゃあああ、これは先輩と車に乗っていて偶然見つけたボツ物件じゃないですか!
作者:ボツって言うな!これしかないんだからしょうがないだろ!
助手:この物件は、正規採用するかどうか先輩に聞いて、一旦ボツになったけど、企画用に残していたモノですね。
作者:そうだ(苦笑)。もしかしたらすでに限定公開で出しちゃっていたかな?
助手:ここにある記録では、まだ未公開ですよ。写真も十数枚あるし、適当な物件かも?
作者:よかった。それじゃ、内部の写真を。
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割れたガラス戸から、潜入…。床はゴミだらけです。 |
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残されたカウンター、事務机などから、どうやらこの部屋は 事務所として使っていたみたいです。 |
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窓ガラスは全滅です。穴と化した窓から、蔓草が侵入してきます。 |
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床には荒らされた跡がありますが、さらに長い間放置されたみたいです。 枯れ草も見つかりました。 |
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部屋の奥には隣の部屋のドアがあります。 |
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窓際にあった応接セット。ここで商談とかいろんなコミュニケーションがあったのでしょう。 |
作者:狭いながら、けっこう写真撮って来ただろ?
助手:そうですねえ。外から見た感じじゃ抜け殻のプレハブ廃屋みたいな感じでしたけど、けっこう残留物があったんですね。
作者:もう少し広かったら、即採用だったのだが。
助手:で、(マンション廃墟の写真を)紛失したおかげで繰り上がり当選おめでとう!ですね(苦笑)。
作者:・・・。次いくぞ。
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事務所の奥に続く部屋です。こちらもかなり荒廃していました。 写真の正面には押入れが見えます。 |
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ウギャー!突然天井から蜘蛛が下りて来ました。 巣が揺れたので獲物と勘違いしたのでしょうか? |
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床には塗料が入っていたらしい一斗缶がたくさんありました。 |
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この他にも不明なゴミでいっぱいでした。 わずかに見える床には畳が見えます。ここは和室だったんですね。 |
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この部屋の窓ガラスも全滅。窓際に垂れ下がっていたボロボロの布切れは 風雨に晒されたカーテンでした。押入れには布団らしきモノが見えました。 |
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おまけ。建物の近くにあった石像です。名前は・・・何でしょう?(苦笑)。 未だ真新しいです。誰が置いたのでしょうか? |
作者:オマエは車の中で待ってたんだよな?ある意味待っていて正解だった(苦笑)。
助手:正解も不正解も、僕はこんな廃墟にわざわざ潜入しませんよ(苦笑)。先輩は廃墟フリークだから・・・。
作者:そうだな(笑)。こんな小物件だからと軽く見ていたら、目の前に蜘蛛が・・・。これはビックリするぞ。
助手:廃墟では日常茶飯事ですか。
作者:最後の和室は何だろう?事務所なら休憩室か、宿直室か?
助手:塗料の空き缶も気になりますねぇ。小松はモノづくりの街ですからね。
作者:とにかく看板もないから屋号も不明、残留物からもどんな会社?だったのかもわからないな。
助手:まあ今回は補欠物件でお茶を濁せてよかったですね。
作者:公開も進んでいくと、いろいろアクシデントもあるということでご勘弁ください。
おわり