2003年春、北陸廃物紀行のダイゾウ氏との加賀市周辺の合同で探索した物件です。
作者:ああ、この探索からすでに5年が経ったんだなぁ。
助手:大聖寺駅なんて、久しぶりに見ましたよ。
作者:たしかに、この駅で乗り降りしたことは無いな。今回の探索も車だったし。
助手:遠方から電車で来た廃墟ファンならば、駅前にあるこの物件はお手軽だったのに。復活?するなんて(苦笑)。
作者:まさか建物をまるまる転用するとは思わなかった。でも迅速な決定は建物を無駄にしなくて済んだな。
助手:僕も新聞記事で見ました。早速入居希望者があったみたいでしたね。
作者:今回は廃業して放置プレイだった頃の写真を紹介するぞ。
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石川県の北陸本線の最西端に位置する大聖寺駅は、かつて山中、山代、片山津温泉に向かう 観光客で賑わいました。しかし隣に加賀温泉駅が新設されて特急列車がそちらに停車するようになると この駅で乗り降りする観光客は激減し、今は加賀市の中心部に近いにもかかわらず、 とても寂しい佇まいです。今回の物件はそんな駅のすぐ前に位置します。 |
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福知山のホテルと似た、結婚式場の設備がある洋式ホテルです。 結婚式宴会の受付看板が色褪せています。 ホテルのメイン看板も良く見たら少しずつ朽ちているみたいです。 |
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土地は三角形になっていて、見かけほど広くはないみたいです。 |
作者:少しずつ朽ちていく姿がよくわかるね。
助手:地元ヤンキーたちの荒らし行為はまだ見られませんね。
作者:あとで紹介するけど、このまま放置していたら確実にヤツらに狙われていたと思う。
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ホテル名のアルファベット表記が所々抜けています。 太い柱の外皮が崩れ落ちています。 |
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地下設備も備えていたようです。 地下には2店が営業していたみたいでしたが、ここも封鎖されていました。 |
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地上5階地下1階の建物でした。 正面玄関の張り紙にはリニューアル工事中のような説明がありましたが、 どうやらそのまま営業を止めてしまったみたいです。 |
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外からは中の部屋はほとんど見えませんでしたが、 窓の開いた(割れた?)部屋がありました。ちょっと不気味。 |
助手:リニューアル工事中ですか。とてもそのような感じには見えないですね。
作者:うん。だからダイゾウさんとの結論はすでに廃業して、建物はそのままになった、ということだ。
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正面突破は当然のごとく無理だったため裏側へ。 この車はすでに廃車になっていますね。 このへんから、奥に進んでみることにしました。 |
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こちらの車は現役のようです。行動は慎重に・・・。 ここからもホテルのレストランにつながっていたようです。 何者かがガラス戸を蹴破ったらしく、ダンボールとガムテープで補修してあります。 |
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「お出入口」という表記がユニークです。 残念ながらここからも潜入不可能、他を探します。 |
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配送品を受け取るバックヤードが開いていたため、思い切って潜入。 窓がないので真っ暗です。この先はどうなっているか?緊張します。 |
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厨房らしい場所です。 ゆっくり写真を撮る余裕がないので先に進みます。 |
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結婚披露宴の宴会場みたいな部屋に着きました。 |
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1階フロント近くのロビーです。奥の明るく見える場所が正面玄関前のホールです。 さすがにこの先には進めません。潜入口から離れたため不安になり、 残念ながら階上の探索を断念して撤収しました。 |
作者:今回は2人での探索だったけど、元々この物件には潜入する予定がなかったから、下調べ無しのでの探索は危険と判断して撤収(涙)。
助手:これだけ潜入できれば上等ですよ(苦笑)。相変わらず無茶しますね。
作者:本心は、もっと朽ちてきて、誰でも潜入できるようになってから再探索しようとチキンなことを考えていた(笑)。
助手:しかし、予想に反してリニューアルですか。残念でしたね。
作者:まあ本来ならば荒れて資産価値がなくなってしまうところが見事に甦ったのだから、地元の人ならば喜ばないといけないな。
注意!
この建物について、現在は多目的ビルとして再利用され、入居者もいます。
決して面白半分で建物に侵入しないように!入居者、近隣住民の迷惑になります。
おわり