作者:さて、マイクロバスを紹介するぞ。
助手:遠目で見たら、現役のバスに見えますね。
作者:ところが近づいてみると、やっぱり廃車だった(笑)。まあ、平凡な廃車バスだな。
助手:普通なら、ネタにしませんね。
作者:まあな・・・。でもそばにある温室廃墟とのバランスが絶妙だったから、一緒に見てください。
![]() |
外観は平凡なマイクロバスです。なぜか窓が所々開いてました。 |
助手:これは、窓ガラスが割れてるのかな?
作者:いや、開いているだけだ。割れてるのは、一番後ろの窓ガラスだけ。
助手:車輪なんか見ていたら、復活絶望だと分かりますね。
![]() |
いいですね。最初からドアが開いていました。後に見えるのは展望タワーです。 |
作者:裏側に回ったら、ラッキー、最初からドアが開いてたんだ。
助手:後に見える展望タワーとの2ショットがいいですね。
作者:実は、あの展望タワーもかなりヤバそう(失礼)。全体的に設備が古臭いし、途中の部屋もがらんとしていて、休憩室も、ゲーム機が2、3台ぽつんと置いてあるだけ。お土産屋も、1階はそこそこ豊富だったけど、上階の店なんかひっそりしていてしょぼい・・・まだ朝早かったからとはいえ・・・
![]() |
背面です。エンジンルームのパネルが見事に脱落しかけています。 |
助手:なんか、あんまりインパクトがないですね。
作者:お前、前回も同じ感想だったな・・・
![]() |
![]() |
最前部です。草が運転席を埋め尽くす・・・ | 唯一窓ガラスが割れていたところです。 |
作者:それじゃ、中に入るぞ。
助手:こうして見ると、まだまだ現役のバスみたいですね。
作者:でもなあ・・・緑色のシートにピンクの座席カバーなんか・・・ちょっとなあ・・・
助手:安っぽいマイクロバスなんか、こんなもんじゃないですか?
![]() |
車内はそれほど荒れていませんでした。このピンクの座席カバーが印象深い。 |
![]() |
運転席部分です。中から見ると、迫力倍増!恐るべき雑草パワー! |
助手:さりげなく残ってる時計もいいな。マイクロバスによく付いてますね。
作者:お前、目の付け所が違うなー。
![]() |
シートの上にあるのは路線バスで使われる整理券のロール紙です。 |
作者:どうだ。このアイテムなんか面白いだろう?
助手:送迎用のバスみたいだけど、何で整理券なんかあるのかな?
作者:どうやらこのバスの持ち主が路線バス会社の関連会社みたいだ。だからたまたま紛れていたんじゃないか?
助手:でも整理券のロール紙なんて味がありますね〜。新発見ですね。
![]() |
廃車体でカーテンまで残った物件は貴重です。 |
作者:なぜ貴重かといえば、それだけ保存状態が良いからだな。
助手:たしかにぺらぺらな布なんかは簡単にボロボロになりますからね。
作者:それと、侵入者の餌食になりやすいんだよなあ。窓ガラスとカーテンは真っ先に破壊対象になるペアだから・・・マイクロバスT(未公開)なんかは、カーテンを手にとってちょっと引っ張っただけでボロボロなって破片が手に残ったくらい傷んでいたんだ・・・
助手:そういえば、座席のシートやカバーも全然破れていませんね。
作者:だから、廃墟的なムードはそれほど感じられなかったというわけ。整理券が唯一の収穫だったな。
おわり