1-14 小松の民家(破壊度「弱」)

今回は助手からの情報で廃屋探索が実現しました。

2001年2月に決死の内部探索を実行しました!こちらからご覧ください。(2001年9月公開開始)

(6月初旬、助手Katsuの家に遊びに来ていたとき、何の前フリも無く、チャンスが訪れました。)
助手:先輩、前から気になっていた廃屋が、近所にあるんです。
作者:なにー!?そんな大切なこと、なぜ今まで黙っていたんだ!(興奮してしまった)
助手:なぜって、あんまり大きな物件じゃないですから。
作者:いや、やはり自分の目で確かめたい。今すぐ案内してくれ。
助手:じゃ、行きましょうか。
(あまりに簡単にOKした助手にちょっとびっくりした作者)
作者:今日は、ばかに素直だな・・・
助手:ここから、歩いて2、3分ですから。歩いていきましょうよ。
作者:???そんな近くに、廃屋があったのか?
助手:大通りからも見えますよ。ただ、近づいたことがないんで、潜入が可能かは分かりません。
(大通りに出ました)
作者:なるほど、小さい家だけど、すごい破壊ぶりだな。美作の廃屋を思い出したぞ。
助手:どうです?通り側の壁や窓がそっくり無くなっているでしょ?いつも通勤のとき、気になってたんですよ。
作者:それじゃ、玄関前まで行こうか。

一番手前の家は・・・?探索するまでは、ここも廃屋だとは気がつかなかったのです。
エアコンの室外機も真新しいし、街灯もどうやら現役だったようですから、無理もないです。

作者:この家の奥だな。うう、この家が邪魔で奥まで行けないぞ。
助手:右側はすぐ川ですから、廻りこむことができませんよ。

大通り側から撮った手前の家。右の木があるあたりから、問題の廃屋です。
すぐ手前は川ですから、前進はちょっと無理です。さあ、どうする?

作者:ちくしょう!やはり遠目で撮影しかできないのか・・・
(まじまじと目の前の家を眺めているうち、この家の異常に気づきました)
作者:なあKatsu、この家、変じゃないか?
助手:そういえば・・・1階の窓なんか、板でふさいであるし、ひっそりしていますね。

2階の窓を近影。網戸、障子、カーテンがあるのに、なぜか窓ガラスがありません。
いや、よく見ると、窓枠すら見当たりません。確定はできませんが、どうやら廃屋のようです。

作者:2階も変だぞ。ボロボロの障子が目立つけど、窓ガラスがないじゃないか?
助手:うひゃ・・・こりゃひどい。もう人は住んでなさそうですね。ここも廃屋ですよ。
作者:この家の玄関は・・・おっ、左側に隙間がある!ここは通れそうだぞ。

苔だらけの地面を踏みしめて、日のあたらない、じめじめした暗い路地に玄関発見。単なる古い家ですね。
電気のメーターは案の定回っていませんでした。このポストに再び郵便物が差し込まれることはなさそうです。

作者:潜入できそうな引き戸が二つある・・・うーん、あ・・・だめだ、建てつけが悪くなってて開かない。
助手:窓は開きそうですね。でも、周りの目が気になりますね。住宅地だから、通行人が多いですよ。
作者:うう、いつものようにいかないな・・・まあここはおまけだったからな。まだ本番が残っているし・・・
助手:それじゃ、いよいよ奥ですか?
作者:その前に、引き戸のガラスがないところがあるから、この隙間から、室内の写真を撮ってみよう。

室内の撮影は、何とか成功。意外と状態は良好みたいでした。畳敷きの和室に
じゅうたんが敷いてあり、壁に風景写真らしきものがたくさん貼ってありました。

助手:思ったより、大きな物件になりましたね。
作者:民家の廃屋も久しぶりだったな。この後の2軒目はすごいぞ。外から見る限り、いつ倒壊してもおかしくないな。
助手:次回はいよいよメインですね。

次回更新につづく

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