1-28 小松の廃屋(解体中)

作者:ええっと、すっかり忘れてた・・・(汗)、大昔に調査した廃屋のネタがあったんだ。
助手:おおっ、ここは確か、僕が先輩に教えた物件ですね?
作者:そうだ。いやー、あの時は無茶したねぇ。急いで現場に駆けつけたもんなぁ。
助手:僕は作業が終わってから来ると思ってたのに、先輩はお昼休みに駆けつけちゃうんだもんなぁ。びっくりしましたよ。

〜当時の電話の会話を再現〜

助手:せんぱーい、今朝の通勤中にですね、、、
作者:なんだよ、突然電話してきやがって・・・
助手:途中の廃屋が取り壊しされてました。
作者:な、なんだってーーー!!!(MMR)
助手:前に先輩に廃墟化した工場の話をしてたでしょ?
作者:おお、覚えてるぞ。
助手:あの物件は結局ウォッチングの甲斐空しく取り壊しに間に合いませんでしたが、、、
作者:残念だったなぁ。
助手:その隣の民家です。
作者:ええーーーーーっ!!!すごい偶然だな!!
助手:ずっと前から人気が無くて空き家になってるな、という認識はあったんですけど、べつに荒らされてるわけじゃなかったんで油断してました。
作者:よし!!今日中に偵察に行く!
助手:ええっ!?今日中ですか?仕事は・・・
作者:それはなんとかするよ。
@電話終わり

作者:で、結局ちゃっかり写真も撮ってきたんだ。
助手:まったく呆れた廃墟の調査魂ですね。
作者:しかし危なかったんだぞ。小さな家だから、基本的に何日もかけて壊さない。だから見つけたときに探索しないと・・・。

よかった、まだ原形を留めていました。かなり古い家です。
屋根瓦ははがされて下に落とされていました。窓ガラスもすでに無くなっていました。

作者:ふう、間に合ってよかったよ。
助手:この写真、なんだかあまり鮮明じゃないんだけど・・・
作者:やっぱりバレたか(笑)。この時はまだ35万画素のカシオQV-700で撮ってたからな。
助手:懐かしいですねぇ。

トラックが瓦礫を積んで運ぶ途中でした。解体は今日も続くのでしょうか?
戸や襖は取り外されて積んでありました。これは別に処分するのか?
正面玄関に行ってみましょう。
板で塞がれていました。どかせば中が見えるでしょうが、通りに面していて大胆な行動は無理です。

作者:これが外観だ。
助手:こんなのコメントできませんよ。中に入ったんですか?
作者:まあ、玄関からは無理だな。
助手:まあ、面している道路は交通量が多いですから。向かいには現役の民家もあるし・・・。
作者:しかしね、玄関が無理ならあとはもう窓しかないから、これは困ったよ。

窓は叩き壊したのでしょうか?地面がガラスの破片で覆われています。
この窓はカーテンが掛けてあって中が見えません。

作者:さて、入ろうか、入るまいか?
助手:ここから入るのは、いくら解体中の家でも、さすがに泥棒そのものでしょう?
作者:そうだよな、だからここも駄目だ。
助手:でも、これだけ家の周りをうろうろしていたのなら、それだけで不審者そのものですね。
作者:それを言っちゃあオシマイだろうが・・・。

台所らしき場所を発見。ここも窓が高い位置にあるので簡単には入れない。
中庭のような空間がありました。
その空間は、窓枠の墓場になっていました。正面には障子のある部屋が見えます。
隣は大きな窓にカーテンが掛かった部屋。いよいよ潜入のチャンスが??

作者:こんな場所もあったんだ。
助手:ほう、ここなら人目を気にせずに潜入できますね。当然入ったんでしょ?
作者:うーん、正面の障子の部屋なんて開放状態だし、隣の部屋も掃き出し窓だから簡単に通り抜けられる。でもね・・・。
助手:えー、またそうやってジラす・・・。
作者:とにかく今回は写真も多くなりそうだからここでやめる。内部に入ったかは次回にお知らせするよ。
助手:こんな廃屋ごときに2回連載?一体どれだけ写真撮ったんですか?
作者:へへへ、それも次回のお楽しみってことで。

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