1-40 雄琴の宿泊施設(内部探索篇)

前回は時間切れで内部探索を断念。涙を呑んだあの廃墟の続きです。

作者:さあ、このまま勢いのあるうちに紹介しちゃおう。
助手:今度は2階へ登るんですね。
作者:そうだけど、その前に階段周辺の様子を見ようか。
助手:写真は明るいけど、フラッシュを使っていますね。
作者:うん、実際は暗い。外が明るいからその光が差し込んでいるところの明かりだけが頼りだ。懐中電灯もない。緊張もピークだよ。

石造りの白壁にレトロな電灯は摩耶観光ホテルを彷彿とさせますが、遺棄されたモノが雰囲気を壊す。
真っ暗な階段を登ります。壁の白塗りが剥がれて落下しています。
2階の吹き抜け。天井からぶら下がる電灯がお洒落ですが、どこかのショッピングセンターに来ているよう。
吹き抜けから1階を見下ろす。遺棄された布団やマットレスが散乱し、湿気でカビが発生し、異様な臭気を放つ。

作者:お洒落だなと思う箇所がそこかしこにあるけど、遺棄されたモノが雰囲気を台無しにしている。
助手:天井の灯りがイイ感じを出していますね。
作者:でも1階に散乱しているモノがすごい!湿気でカビが生えていて、異様な匂いが充満しているんだよ。
助手:2階から見下ろした1階の様子がすごいですね。ガラスケースなんかも見えるけど、近づくことすら困難だから、確認できない・・・。

2階の通路も狭く、リゾート施設の面影はありません。

作者:2階の通路もやっぱりビジネスホテル並みの造りだったね。
助手:この施設に「リゾート」目的で来ていた人もいたわけですよね。
作者:バブルの時代は、俺には理解できんよ。

2階の客室。荒らされています。
この部屋では宴の跡が・・・

作者:2階の客室も和室だった。荒れ具合がすごいね。
助手:これは明らかに人の手で壊されていますね。まったく呆れたもんだ。
作者:特に窓際の障子の破壊っぷりは見上げたもんだ(苦笑)。でも後者の部屋は自然と剥がれたのかな?
助手:でも意味ありげな麻雀卓が(汗)。こんなところで宴会ですかね?

2階の客室で一番広かった部屋。ここも障子紙が破れまくっていました。
外は快晴。劣化して穴だらけのカーテンから日光が強烈に差し込んでいます。
隅にある棚からこぼれ落ちた座布団と浴衣。どこかの温泉旅館みたい・・・。

作者:ウホッ!これはすごいだろ?
助手:いやー、平凡な温泉旅館の客室みたいに見えるけど、廃墟となるとこんな感じになるんですねー。
作者:リゾートクラブって、こんなところで余暇を過ごすことなのか?そうなのか?
助手:これなら都市部でもいいからどこかの一流ホテルでまったりしたいですよね〜。

ヲヲヲ!学校の給食を運ぶエレベーター・・・でしょうか?
通路に洗面台、その脇にはレトロな自動販売機。このリゾートではかみそりや歯ブラシも自腹で購入です。

作者:通路に洗面所ってどうよ?
助手:うわあ、今時のユースホステルでもこんなシチュエーションはないですよ。
作者:しかもかみそりや歯ブラシまで有料って何だよ!もう突っ込みどころ満載で疲れてきたよ・・・。
助手:取り出し口になんか見える・・・?
作者:実は商品が出てた(笑)。思わず持って帰りそうになって寸止め(笑)。
助手:先輩って泊まり先の持ち帰り自由のグッズって好きですよね〜。
作者:うるさい!これは売り物だろ!

トイレも際立って豪華な感じはしない。平凡。

作者:2階の写真はもう少しあるけど、数のバランスを考慮して、今回はここまで。
助手:おっ?また無理矢理三本立てに仕立てるんですか?
作者:なわけねえだろ!この物件は3階まであるから、そのぶんを入れたら多すぎるんだよ!はじめから三本立てだ!
助手:ほほー。
作者:次回は2階の客室の続き、そして3回の様子をお届けしますー。

次はいよいよ最終回!最上階の意外な内容とは!?

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