作者:さあ、今度は合同探索でのレポートだ。
助手:先輩もダイゾウさんもすでに探索済みだったんですね。
作者:うん。だけどお互いに潜入したエリアが違う。俺は内部の階段で屋上を目指したが、ダイゾウさんは裏山からこの建物に接近したのだ。
助手:なるほど。さらに読者からの投稿もありましたね。結構注目された物件だったわけだ。
作者:元々この物件を知ったきっかけも読者からの情報だったからな。良くも悪くもこの物件には長く携わったわけだ。
助手:今回は僕が貸したデジカメで撮影したんですね。やっぱり当時の新型カメラだとキレイですねぇ。
作者:ちょうどこの頃に俺もカメラを買い換えたんだ。それからはオマエから借りなくてもいい写真を取れるようになったよ。
再びやってきました。 |
不気味なこの建物は今日も僕達を待っていました。 |
窓が開いていたり、調度品が見えたり、かすかに生活の跡が感じられます。 |
作者:今度は外観をかなり接近して撮ってみたぞ。
助手:一見人気がないように見えても、どこか生活の跡が感じられますね。
作者:そうだろ?でも人は居ないんだ。一世帯を除いて・・・。
助手:その一世帯はドコに住んでるんですか?
作者:上の写真ではアップにしていない。さすがに人が住んでいる部屋の窓を大写しで撮っちゃマズイだろ。
助手:たしかにそうですね〜。
作者:それじゃもう少し外観を見ていこうか。
1階ピロティ部分です。廃車がまだ放置されています。 |
今はもうボロボロですが、現役の頃はけっこうモダンな建物だったのかもしれません。 |
反対側です。この外壁が崩落している様がこの建物を廃墟らしく見せています。 |
最大ズームで撮ってみました。部屋の中が丸見えですね。 |
作者:外壁の汚れや崩落している箇所を見るとやっぱり不気味だ。地元の人たちの間で幽霊マンションと言われるのも無理はないな。
助手:すごいですねぇ。こんな建物が取り壊されずに残っているのも住人がまだ居るからなんでしょうね。
作者:その事情についてはやっぱりアンタッチャブルだろうな。深く詮索はしないほうがいいだろ。
助手:今回は内部の潜入は無しですか?
作者:潜入というより、反対側の探索だな。ダイゾウさんの案内で裏山に上がってみた。
助手:そこは最初に僕が写真を撮っていた場所だったんですね。
作者:オマエ、本当に気づかなかったのか?
助手:僕はトンネルを抜けてすぐの場所に居たんですよ。マンションはもう少し奥でしょ?それじゃ気をつけて見ないとわかりませんよ。
作者:まあずっと線路とにらめっこしていたんじゃ無理もないな。