1-44 北潟のドライブイン

いよいよ、内部の探索です。

作者:さあ、入るぞ入るぞ!
助手:この雰囲気で、しかも単独でも入ろうとする先輩に改めて乾杯ですね・・・。
作者:ワケのわからんことを言ってないで、お前も続け。

入ってまず目に飛び込んだのは、厨房の荒れ果てた様子でした。

作者:うぉっ!いきなりすごい光景だ。
助手:これはすごい。物が残りまくりですね。
作者:調味料の容器とか、食器とか、そのまんまだな。
助手:しかもなんとなく荒らされた感じですねぇ。
作者:まあ、金目のものなんてあるわけないのにな。
助手:さ、次にいきましょ。

厨房を通り過ぎると、従業員の部屋らしき空間が見えました。
休憩所兼事務所らしき部屋のようです。事務用品が散乱していました。
店内を飾るアクセサリらしき品物が散乱していました。

作者:ぐはぁ。次の部屋も濃いな・・・。物が残りまくりじゃん。
助手:正式な廃業じゃない感じですね。それとも撤退の時にいらない品物はみんな残していったのでしょうか。

いよいよ飲食店の内部です。座敷の客席だったようです。
厨房につながる小窓です。ここから食事を受け渡ししていたようです。
窓は板で塞がれていて内部はかなり暗いです。黒いビニールシートで覆われた場所も。

作者:客席、寂しいね・・・。なんだかわからない品物が散らかってる・・・。
助手:さりげなく貼ってあるビール(?)の広告グラビアがいいですね。これ、誰だ?

床に散らかっていた紙の正体は・・・

作者:あっ!これはすごいな。写真撮っとけ。
助手:はあ、これは現役時代のチラシ兼割引券ですね。げっ!近影しようとしたら僕の足が写った・・・。
作者:心配するな。そのまま採用するから (・∀・)ニヤニヤ
助手:って、採用するんですかぁ!?

黒いビニールシートで覆われた窓のむこうは・・・
天井に吊るされた飾りが、今となっては悲しげです。
廃墟名物、便所の写真です(笑)。この辺りが、緊張のピークでした。

作者:この辺の雰囲気がヤバイな・・・。なんか生々しいっていうか・・・。
助手:先輩がそんな弱気にならないでくださいよ。僕なんか、もっと辛いんですから。
作者:便所って、どの廃墟でも存在して、いろんな廃墟サイトで写真が見つかるけど、俺的にはあまり好きじゃない被写体なんだよな。

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