助手:ここって先輩の実家が近くに・・・
作者:あーあーあー、いらんこと言わんでいい。かなり前からあったビジネスホテルだな。
助手:取り壊し中に立ち会えたんですか?すごい執念だなあ。
作者:たまたまだったよ。好運だった。しかも週末だから作業をしていない。近づくには絶好だろ?
助手:それで急遽取材ですか。
作者:ただし発見した時は夕方で暗くなりかけだったから、素早く探索しなけりゃならない。
国道沿いにある老舗ビジネスホテルでした。なんと取り壊しの最中。急いで探索です。 |
郊外のビジネスホテルは、集客に苦労したそうです。それでも高速道路に近い立地です。 |
正面部分は、徹底的に壊されていました。鉄筋にぶら下がるコンクリートに萌えます!? |
一階部分に小型重機が入っていました。京ビルのときと同じですね。 |
作者:で、早速潜入だ。
助手:うわああああああ、危険ですよー。鉄筋コンクリートズタズタじゃないっすか?
作者:俺は興奮してると、結構大胆な行動とるな。冷静になるとビックリだな。
助手:一階部分はもう滅茶苦茶ですね。何があったかわかりませんよ。
作者:大部分はフロントとロビーで占めていたと思うけど、それを思わせるものは何も無かったな。
助手:調度品はすでに運び出された後だったんですね。
暗い一階部分に潜入します。 |
床は瓦礫で埋まっています。元々何があったかはまったくわかりません。 |
さらに奥へ。窓には障子があります。一階に和室があったのでしょうか? |
瓦礫の中に取り残された椅子。まだまだ使えそうです。もったいない。 |
畳が積み上げてありました。ブルーシートの先はレストランになっています。 |
レストラン部分につながる階段が使えそうです。登ってみましょう。 |
作者:このレストランには思い入れがあるんだよ。一階のレストランで1回だけ食事をしたこともあるし。団体で食事もしたんだ。
助手:おおっ、それはすごいですね。団体で食事って・・・。
作者:親戚の長寿祝いで親戚一同が集まってパーティを2階広間で開いたんだ。今回はそこも見れたぞ。
なんと二階に小型建機が入っていました。どうやって入れたのか・・・。 |
ほんの1,2年前にここで親戚同士が集合して食事をしました。今は畳が撤去されて無残・・・。 |
ここはカーペット敷きの洋間。結婚式にも対応? |
なんだか中途半端にモノが残っています。レストラン部分は残るのかな? |
作者:さあ、ここからが大変だ。客室があった二階部分に行けないんだ。
助手:え?二階に行ってるじゃないですか?
作者:レストラン部分と客室部分がつながってないんだよ。これは困った。結局強行突破だ。
助手:嫌な予感・・・。
作者:ホテル側の階段がすごいことになっていた。写真を撮り忘れたよ(苦笑)。瓦礫が積もりに積もっていて、とてもじゃないがその上を歩くのは至難の業だ。
助手:結局、歩いたんですか・・・(ため息)。
作者:とりあえず、客室の写真をどうぞ。
客室内は調度品がほとんど撤去されていました。ユニットバスの空間が見えます。 |
バスタブが引きずり出されてひっくり返っていました(^^; |
三階に向かう階段。この写真では見えませんが、一階部分の瓦礫がものすごかったです。 |
作者:結局客室部分も何も無かった。ちょっと物足りなかったな。
助手:しかしすごい壊しっぷりですね。あとしばらくしたら壁もブチ抜かれるんでしょうね。
作者:ここでは載せなかったけど、道路側の空間はもう壁すら無かったよ。これは次回紹介します。
助手:うーん、壁も無かったらもっとあっさりしていてつまらないでしょうね。
作者:(苦笑)。いやいや、この後三階まで見たときに、とんでもない事実が判明するんだぞ。
助手:お、これは気を持たせますね。