1-65 山中(石川県)の廃温泉旅館

加賀温泉郷で最後の砦ともいえる本物件がいよいよ取り壊しとなりました。
追悼記念として、標準より少しだけ大きめの写真でお楽しみください。

※コメントは写真の後に記載しました。

2.玄関ロビー


入ってすぐ左にフロントがありました。
日当たりが悪く、湿気が多いので老朽化が進んでいました。

ミニ庭園がありました。こうしたオブジェは真剣に創りこめば周囲を引き立てますが、
手を抜くとかえって周囲が安っぽく見えてしまいます。


フロントから奥に進むとすぐにロビーがありますが、早速荒らされています。
左には金箔張りのショーケースがありますが、ガラスは無残に割られていました。


突き当たりの大きな窓はガラスが割られて無くなっていました。窓枠にカーテンが絡み付いています。
左側には公衆電話コーナーらしき仕切りがありましたが、電話機は撤去されていました。

ロビーのソファなどはそのままでした。

パンフレットに載っていたものに近い構図で撮影。確かに眺めは良いです。
割れた窓から草が侵入しかけています。

反対側にアングルから。



ロビーの窓ガラスはほぼ全滅でした。


時折風が吹き込んで、カーテンを大きく揺らします。

ロビーの右奥には・・・

お土産などの売店跡がありました。透けるシャッターが閉まったままでした。

シャッターの無いショーケースは、例外なく破壊されていました。

別の窓から、ロビーの窓を撮ってみました。廃墟らしさが際立っています。

窓ガラスが割られ、ボロボロのカーテンが絡みつき、草も絡みついてきて・・・
お気に入りのワンショットでした。


助手:んー、荒らされていますねぇ。入り口周辺は、誰もが通るところですからねぇ。
作者:まさに廃墟ホテルの王道だな。俺もダイゾウさんも大興奮。
助手:ロビーの荒らされ方が尋常じゃないですね・・・。
作者:この温泉旅館は、山中温泉の中心地から離れていて、さらに他の旅館とも接していない立地なんだ。だから大暴れしてもバレにくい。
助手:立地が災いしたんですね。
作者:まあ、そのおかげで俺たちのような廃墟フリークも比較的安全?に探索できるわけだ。

ホテル和○園トップに戻る→


←メニューに戻る