1-65 山中(石川県)の廃温泉旅館

加賀温泉郷で最後の砦ともいえる本物件がいよいよ取り壊しとなりました。
追悼記念として、標準より少しだけ大きめの写真でお楽しみください。

助手:さあ、いよいよ客室ですね。
作者:ええっと、探索順で紹介します。まずは「二の丸客殿」と名づけられた客室棟から。
助手:本丸じゃないんですか?
作者:潜入した玄関ロビーから一番近かった経路だったと思う。向かって右側の、ちょっと不気味だった建物だな。
助手:まさに迷路ですね・・・。
作者:そうだよ。探索のときは興奮しているから、もうどこを探索しているのか把握できない(苦笑)。
助手:まあ、とにかく見てみましょうよ。
作者:一応探索順に紹介してゆきますが、途中「本丸」「二の丸」の区別がつかない部屋があります。分類は適当です、ご了承を。

4.本館(二の丸)客室

先ほどの玄関ロビーを通り過ぎたら、二の丸客殿の入り口があります。向かって右側です。

ちょっと古ぼけた廊下が伸びています。

廊下側の窓ガラスが割られていました。

客室ドア。低レベル(笑)な落書きがありました。

客室です。典型的な日本式の部屋ですね。さっそく荒らされています。

手回しチャンネルのレトロなテレビ。硬貨投入口があるので、有料だった?それとも有料チャンネル?
左には見たこともないゲーム機がありました。今でも動作するでしょうか?

中で暴れる輩は一番破壊しやすい障子をターゲットにします。

またゲーム機。全客室に備えていたみたいです。
説明書きを読むと、コインを入れると3種類のゲームをプレイできるみたいです。

比較的広めの客室。額にある家紋は建物外観にもあった物です。

冷蔵庫も旅館にありがちな1ドアタイプ。

障子紙を破るだけでは飽き足らず、蹴り飛ばしたみたいです。

窓にはカーテンではなく、洒落た飾り障子がついた部屋もありました。
そこにも侵入者の心無い破壊工作がありました。

二の丸客殿でも比較的造りが新しい部屋。リフォームしたのでしょうか?
この部屋ならば掃除さえすればまだまだ使えそうですね。

客室ドアも真新しい香りがします。

洒落た内装が施してありました。

一転して、壁や窓辺が古臭い部屋。二の丸客室棟の角部屋のようです。
障子だけが真新しく映ります。その障子もこの有様でした。

大きめの窓がありますが、外は鬱蒼とした草むらで、景色は良くないです。

この物件は川辺の斜面に建てられているので、玄関ロビーから下層階に進めます。
二の丸客殿の奥にある階段を下ります。手すりのアクリル板が破壊されていました。

下層階に下りました。廊下側の窓が無く、真っ暗です。
探索には懐中電灯が必須です。


助手:また破壊工作ですか・・・。
作者:これは廃墟の宿命だな。特にこの廃旅館は温泉街から離れているので暴れ放題だ。
助手:ゲームコーナーのエレメカに続いて客室にもゲーム機(笑)。昭和にタイムスリップしたみたい。
作者:俺もダイゾウさんと「うおっ古っ!」って盛り上がった(笑)。

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