1-67 片山津温泉 北陸グランドホテル

日本海側最大規模と謳っていた巨大温泉旅館の廃墟です。

作者:今度は温泉旅館で最大の醍醐味、大浴場だ。
助手:1000人を収容するホテルの大浴場とはどんなものか?期待できますね。
作者:ここでも露天風呂ブームにのって露天風呂設備を後付けしたみたいだけど、通路が閉鎖されていて見れなかった。
助手:露天風呂は温泉旅館ではもはや必須の設備ですね。

5.大浴場、プール

最初は婦人浴場から。お土産コーナーの奥を進むとあります。
この写真は脱衣場の様子です。六面一体の鏡台がありました。
窓にあるカーテンは透けるレース生地のものだけでした。覗かれないのか?

婦人浴場は別名「宝石風呂」。小曲園のようなカラフルな石がある浴槽を想像していましたが
平凡な浴槽と岩風呂があるだけでした。

どこからか舞い込んできた落ち葉が浴槽に溜まっていました。
風通しが良いせいか、湿気はあまりなく、浴槽も乾燥していました。

洗い場にはタイルによるモザイク壁画が施してありました。
なぜか蛇口の大部分が撤去してありました。
「セラミック・サワー」なるマッサージ器具が備えてありました。

これもサウナブームにのって増設したらしい箱型のサウナ室です。
ピンク色の座椅子と洗面器が集められていました。

さて、今度は殿方浴場です。婦人浴場とは離れた場所にあります。
脱衣場にはなんと骨組みだけの脱衣棚が!?

脱衣場のトイレ。天井が崩落していました。

殿方浴場は別名「パノラマ大浴場」と呼ばれていました。
婦人浴場よりも大きな浴槽がありました。名前の通り、窓からは柴山潟が望めます。

これも婦人浴場には無かった円形の浴槽。
なんだか「宇宙回転温泉」を思い出しますね(この浴槽は回りません)。

これは別の円形浴槽。奥に見える足は同行したMUHATYUさんです。

洗い場です。こちらも蛇口が撤去されていました。洗面器などは水色でした。
鏡の一部が侵入者によって破壊されていました。残念です。

こちらは客室窓から見たプールの設備です。奥にある湖は柴山潟です。
長年放置されていて、かなり荒れていました。

申し訳程度で設置された滑り台。当時はこの程度の設備でも
充分にアピールできていたのでしょう。

作者:この廃ホテルは中途半端に荒らされている。殿方浴場の鏡が割られていたのはその証だ。
助手:鏡を割るのは縁起が悪いですよね。欧米では不吉な行為としてタブー視されていますからね。
作者:この中途半端な暴れ具合は、やはり近隣住民の通報を恐れていたのだろうな。

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