1-72 神通峡温泉跡地(富山県)

飛騨遠征の途中で偶然見つけた大規模廃屋物件です。

作者:さあ、続きを公開するぞ。
助手:前回の物件の感じだと、モノスゴイ廃墟は期待できませんねぇ。
作者:まあそう言うなよ。廃墟探索を始めたころだったら、この程度の物件でも狂喜乱舞していただろうなぁ。
助手:探索する人も、閲覧する人も、目が肥えてきたんですかね。
作者:そんなところだろうな。それでは、写真をどうぞ!

この物件は、神岡鉱山を目指して遠征したときに偶然発見した廃墟群です。
ダイゾウさんの北陸廃物紀行でも公開中なので、そちらも合わせてお楽しみください。
当初はそれほど大規模な物件には見えなかったのですが、予想以上に写真が多かったので分割して公開します。

2.飲食店の離れ?

  
さらに敷地を探索していたら、こんな建物を発見しました。
窓が開けっ放しになっていますね。

どうやらここが玄関のようですが、建物の周囲は雑草が生い茂っていて
簡単には近づけません。ここも廃墟である可能性大ですね。


助手:これは・・・ただの民家では?
作者:いや、それにしては温泉施設の中にあるのはおかしいだろ・・・。
助手:オーナーの家かもしれないじゃないですか?
作者:うーん、平屋だし、生活感がなかったんだよなぁ。

中に入ってみました。ここも微妙に荒れていますね・・・。
枯れ草などが侵入していて汚いように見えますが、建物の造り自体は新しいです。

荒れ方が微妙ですね。侵入者はあったけど大暴れはしていないようです。

ガラス戸の一部が割れて破片が散乱していました。
全滅はしていないので、侵入者は少なかったみたいですね。

部屋です。写真がピンボケになっていてすみません(汗)。
純和風ですね。何に使われていたのでしょうか?

全体的にほこりっぽいのは、開いた窓から砂などが侵入したのでしょう。
建物自体は真新しいので、補修して掃除をすれば快適に過ごせそうです。

有力な残留物を発見。ここも飲食店だったみたいです。
レジやフロントが見当たらないので、先の物件の離れだったのでしょう。
右下には飲食店の名前が記してありました。

放置しておくにはもったいない建物でした。


作者:部屋を貸し切りにして、食事を提供していたみたいだね。
助手:なんだかもったいないですねぇ。キレイに掃除すれば住めそうですよ。
作者:俺もそう思った(笑)。自宅よりも広くて快適だなぁ。
助手:このまま荒らされてしまうのは心苦しいですね。ここだけでも復活できないのかな?

3.飲食店の東屋?



またまた草に埋もれつつある建物を発見!
先の二件に比べると、屋根が藁葺きで本格的です。

草を掻き分け、内部を見てみると、壁や窓がほとんどありませんでした。
撤去されたわけではなく、最初から存在しない造りだったようです。

渓谷の素晴らしい眺め・・・は草に阻まれて見えません。
現役のころは眺めも良かったでしょう。

天井、梁の造りはなかなか本格的でした。

またまた有力な手掛りを発見!
ここも飲食店の離れで使われていたみたいです。

作者:本格的な藁葺きの建物も草に埋もれさせたらかわいそうだねぇ。
助手:へえ、ここも飲食店で使われていたみたいですね。昭和66年って(笑)。
作者:平成3年だな。下のステッカーに「氷水」ってあるから、飲み物や軽食を提供していたのだろうな。
助手:屋根は重厚な造りなのに、壁や窓がないと頼りないですね・・・。
作者:太い柱が何本も立っていたから大丈夫だろ。東屋みたいな建物だったのかな?
助手:正直、先の物件より面白かったですよ。
作者:そうか(笑)。それでは次回で完結となりますのでお楽しみに!

次回更新につづく→


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