作者:この物件は知ってるかな?
助手:・・・?何県かすらわかりません・・・。
作者:うーん、富山県の○○駅のすぐそばにあるんだけどなぁ。
助手:その駅は知っていますけど、降りたことはありませんから(苦笑)。
作者:発見はドライブ中だ。本来は駅近くを通るつもりはなくて、迷い込んだ時に偶然発見した。
助手:おお、まさに不幸中の幸いですね。
作者:そうだな。探索は鉄道で訪れた。その時の様子をお届けします。
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海水浴場近くにある建物です。看板では「海の家」とありますが、 下に某繊維会社の社名があることから、保養所として使われていたかもしれません。 |
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正面をパッと見ならば、現役の建物のように見えましたが、 近づいてみたら、いい感じで朽ちかけていました。 |
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側面の道路側です。母屋につながるように平屋の建物があります。 右側の窓は板で塞がれていました。 |
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しかし左側の木枠の窓は、あちこち窓ガラスが割れていました。 ドライブ中にこの光景を見て、廃墟だと確信しました。 |
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ブロック塀の隙間から見ると、裏手の荒れた様子が見えました。 |
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これは、ひどい荒れ様です。 障子が剥き出しで、ボロボロに破れています。 |
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ウェルカム状態です。これは予想外でした。 |
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こちら側は、比較的状態が良かったです。 |
作者:この外観はドライブ中でも一目で廃墟だと分かるな。
助手:これはさすがに(笑)。
作者:駅とか、海水浴場から近いから、いい場所だと思うんだけどなぁ。
助手:駐車場がないのが致命傷では?海水浴は車で訪れる人が多いですからね。
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予想外の事態に、急遽潜入を決定、中に潜り込みました。 一応玄関らしき場所からレポート開始です。 海の家の割には、少なすぎるスリッパですね。 |
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引き戸の窓から、奥の部屋が見えます。 |
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窓ガラスがバリバリだった部屋に到達。 |
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海の家というより、一般民家のような佇まいです。 |
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窓ガラスは割れていても、カーテンは健在。 |
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モノが結構残されています。 |
作者:潜入したぞ。
助手:ふう、今回は先輩単独の探索なのに、あっさり潜入を決意しましたねぇ。
作者:まあ潜入しやすいロケーションだったし、鉄道で来て身軽だったから。しかしこの後潜入したことをチョットだけ後悔することになる・・・。
助手:嫌な予感が・・・。
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奥の部屋に進むと、さらに荒れた様相に。 ここは外から見えたビリビリの障子みたいです。 |
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モノがかなり残されており、荒らされています。 |
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床が見えないくらい散らかっています。 |
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泥棒に入られた民家のように見えます。 |
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今度は裏側の廊下に出てみました。純和風ですね。 右側には部屋が並んでいます。 |
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部屋の様子です。コタツがそのままになっています。 この後、隣の部屋を覗いた時、臆病な作者はあることにビビッてしまいました。 |
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心臓がバクバク鳴っているのを懸命に静めて、元の場所に戻ります。 |
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正面側の内部です。ここも雑然としています。 |
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板で塞がれていた窓です。板と閉まったカーテンのせいで暗いです。 |
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台所がありました。海の家の食事などはここで作っていたのでしょうか? |
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トイレです。水洗ではなく、便器しかありません。 |
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奥の物置みたいな空間です。どれも埃だらけです。 |
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これ以上は進めませんでした。 |
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ここは風呂場ですね。五右衛門風呂でした。 |
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応接室のような部屋です。 |
助手:さて、ビビッてしまった原因を教えてくださいよ(苦笑)。
作者:うう、あのコタツのあった部屋とか、部屋が並んでいる場所だったから、片っ端から中を覗いていたら・・・
助手:ふむふむ。
作者:大きな仏壇がある部屋があって・・・仏壇の観音開きの部分が全開で・・・その存在感がなんとも・・・。
助手:まあ、単独でこういう廃屋系の物件を見ていたらそんなこともあるでしょう。
作者:なんとか冷静さを取り戻して、2階へ進んだ。海の家らしき痕跡は、果たして見つかるか!?