1-65 山中(石川県)の廃温泉旅館

加賀温泉郷で最後の砦ともいえる本物件がいよいよ取り壊しとなりました。
追悼記念として、標準より少しだけ大きめの写真でお楽しみください。

助手:ここは、二の丸の後に探索したんですね?
作者:記憶があいまいで申し訳ない(汗)。写真を見ると、暗い場所が多いから、後から見たこれらの部屋が本丸の客室だろう。
助手:まさに迷路ですね(二回目)。部屋の写真も順番がバラバラですから。先輩も相当混乱していたんですね。
作者:確か、二の丸地上階→二の丸下層階→いつの間にか本丸ゾーン、だったと思う(苦笑)。
助手:それでは、見てみましょうか。
作者:一応探索順に紹介してゆきますが、途中「本丸」「二の丸」の区別がつかない部屋があります。分類は適当です、ご了承を。

4.本館(本丸)客室

下層階の廊下は窓が無く、換気が不十分で湿気が多かったです。
廃墟でよくある光景ですが、壁紙が剥がれ、天井板が腐って落下しています。

当然、床板も湿気で腐りかけています。
慎重に、ゆっくり体重をかけながら進みます。

客室です。床にテレビが置いてありました。

このゾーンも侵入者の荒らしが目立ちました。



やはり障子が徹底的に破壊されていました。

あまり日当たりの良くない部屋は、壁が湿気でカビていました。
この部屋も障子だけがしっかり壊されていました。

窓の外は雑草で覆われて日光が遮られています。
バキバキに破壊された障子、日焼けで劣化したボロボロのカーテン、変色した壁・・・
これらが造り出す雰囲気がなんとも不気味に映りました。

本丸客殿で僕とダイゾウさんを震撼させた部屋。湿気で部屋の壁がモノスゴイことになっていました。

これは全て黒カビと白カビです!元の壁の色がわかりません・・・。

押入れの中もトンデモナイことに!浴衣らしき物体がありますが、近づく気にもなれません。

またまた古めかしい冷蔵庫。さっき見たものより小型です。

リフォームされた部屋ではユニットバスがありましたが、
温泉旅館まで来て、使う人なんていたのでしょうか・・・。

全面ガラス張りのサンルーム?がある部屋がありました。
せっかくのガラス張りも、草木に覆われてしまって台無しです。

置いてある応接セットも古めかしいです。



ガラスの周囲には透け透けのカーテン1枚だけ。外からほぼ丸見えだったのでは?

オマケ映像1。タバコの自動販売機が横倒しになっていました。
侵入者が小銭を狙ったのでしょうか。

オマケ映像2。これまた懐かしいペプシコーラの冷蔵庫です。
昔、コレに似た瓶飲料の自販機があったのですが、これは硬貨投入口が無いので違うみたいです。


助手:まあ障子の破壊工作は放っておいて、カビの部屋!スゴイですねぇ(苦笑)。
作者:ここは過酷だった(苦笑)。ダイゾウさんと交代で、部屋に突入して写真と撮ったらすぐ撤収。
助手:先輩も無茶を・・・。本当に体調を崩しますよ。
作者:これはマスクも必携品かも。今回は息を止めて突入したけど、それでも館内全体が湿気でカビ臭かったからなぁ。
助手:ペプシの昔のロゴ、懐かしいですねぇ。ミリンダなんてもう絶滅危惧種でしょ(笑)。
作者:だろ?今のロゴより断然カッコいいと思うんだけどなぁ。ミリンダも昔銭湯で瓶のヤツを飲んだことがある。

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